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業務改善に効く最新ビジネスクラウド活用術 第3回

チャットだけではもったいない!便利な機能を紹介

やっぱり便利なチャットワークの「ファイル送付」と「ビデオチャット」

2017年11月02日 09時00分更新

文● 柳谷智宣

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テキストだけでなく音声でもビデオでもチャットできる

 チャットワークはビデオチャットも可能だ。チャット画面から、ビデオのアイコンをクリックするだけなので超お手軽。ウェブカメラを利用し、瞬時にビデオ通話を開始できるのだ。オフィスが遠隔地にあり、密なコミュニケーションを取れない時には重宝するはず。メールよりはチャットの方が密度が濃いが、やはり時々は部下や同僚の顔を見ないといけない。

 とはいえ、着替えていなかったり、ノーメイクだったりするなら、ビデオを切って音声通話で出ることも可能。途中でビデオをオフにすることもできる。インカメラとアウトカメラの切り替えはブラウザーの設定で行なうので少々手間がかかる。

 画質はカメラの性能にもよるが必要十分。音声の品質は上々だ。筆者がテストした限りでは、遅延はない。

ビデオアイコンをクリックして、ビデオチャットを開始する

相手を選び「ビデオ通話」をクリックする

受信すると右下にポップアップが出るので、クリックしてビデオもしくは音声通話を選ぶ

ビデオ通話がスタート

右上のカメラアイコンをクリックすると、ビデオを切ることができる

 デスクトップの映像をリアルタイムで流すことも可能だ。画面の共有は、ChromeならChromeウェブストアから「Chatwork Live Screen Sharing Plugin」、FirefoxならMozillaのウェブサイトから「ChatWork Live Screen Sharing extension」をインストールする。

 画面右上の画面アイコンをクリックすると確認画面が開き、「共有」をクリックすると自分の顔の映像の代わりに、デスクトップが表示されるようになる。パワーポイントを見せながら実際に上司にプレゼンを聞いてもらい、指導を受けるといったこともできる。

 ちなみに、フリープランでは1対1のビデオ通話しかできない。3人以上で利用するには、有料プランのユーザーが誰かひとり参加している必要がある。また、スマホアプリはビデオ通話には対応していないが、音声通話は可能。しかし、現在は「ビジネスプラン」と「エンタープライズプラン」のユーザーしか利用できない。将来は「パーソナルプラン」でも使えるようになるそうだ。

画面アイコンをクリックすると拡張機能のインストールを指示される

拡張機能をインストールする

画面アイコンをクリックすると、共有の確認画面が開く

自分のデスクトップを相手の画面に映しながら音声通話できる

フリープランでは、ビデオチャットは1対1までとなる

ビジネスで使うならユーザー管理機能が便利

 1ユーザー当たり500円/月の「ビジネス」プランや、800円/月の「エンタープライズ」プランはビジネス向けの機能も充実している。一番重要なのは、ユーザー管理機能だろう。スタッフのアカウントを追加、管理でき、退職した場合は削除することもできる。プライベートアカウントを流用している場合、情報の漏洩が心配だが、ビジネス/エンタープランなら問題なし。

 エンタープライズプランは、さらに、社外ユーザーとのやりとりや登録されていない端末からのアクセス、SNSとの連携などを制限することもできる。セキュリティを重視する企業で導入する際に求められる機能が揃っているのだ。

退職したユーザーのアカウントを削除できる(ビジネスプラン)

外部とのやりとりを制限できる(エンタープライズ)

 次回はチャットワーク編の最終回。広報の山田葉月氏にチャットワークの魅力や使われ方、API連携などについて聞く。

■関連サイト

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