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マカフィー、シスコと提携してDXLを広範囲に導入

2017年10月25日 18時00分更新

文● ラッキー橋本/ASCII

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 米マカフィーは10月18日(現地時間)、ネットワーク/企業向けセキュリティーソリューションプロバイダーであるシスコシステムズ(シスコ)との提携を含むData Exchange Layer(DXL)の広範囲にわたる導入と、McAfee Security Innovation Alliance(SIA)での協業を発表した。

 シスコが提供するオープンなセキュリティー情報連携プログラムであるCisco pxGridとDXLが、脅威イベントコンテクストの共有やネットワークとエンドポイント間の自動化に向けて協業を開始。

 この2つの仕組みが相互連携することで、企業は数百社に上るベンダーから提供されるセキュリティーソリューションの統合を進められるという。さらにOpenDXLにより、オープンソースや企業向けアプリケーションでもDXLとの統合やオーケストレーションが可能になった。

 協業の概要は以下のとおり。

業界最大のオープンなセキュリティー連携
 およそ100社のパートナーが参加するDXLとpxGridの連携により、脅威の検知とインシデントレスポンスのために共通かつ一元化された、即応性に優れるセキュリティーインフラを構築できる。

脅威軽減の自動化
 プロセスの自動化により、これまでサイロ化されていたツール同士がつながり、エンドポイント/ネットワーク/セキュリティーの各領域を連携させるられると同時に、脅威の効率的かつ効果的な管理を妨げていたセキュリティー上の課題が解消される。

意思決定の精度が向上
 双方向のデータのやり取りを通じて、詳細な情報を連携するアプリケーション同士で共有できるため、セキュリティー担当者はネットワークの状況や現在のセキュリティの状態、権限レベルなどの重要データを把握できるようになる。

 またOpenDXLの1周年にあわせて、マカフィーはDXL 4.0と新たなオープンソースツールをリリース。DXLの効果的な活用と開発の高速化を促進するための信頼性に優れた環境を開発者に提供するとしている。

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