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突如現れた8ポート対応のAura Sync増設・制御ボード&LEDファンを試す

2017年09月30日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●ジサトラショータ

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8ポート対応は魅力だが端子に注意

 ASUSのLED制御機能『Aura Sync』対応デバイスをいくつも利用してPCを光らせまくってくると、途中で必ずぶち当たるのが、“RGB 4ピン端子が足りなくなる”という問題だ。GPUやメモリー(一部例外あり)、マウスなどの周辺機器は問題ないのだが、ファンやケース、LEDテープの場合は別途RGB 4ピン端子を接続する必要があり、マザーボード上の端子数の影響を受けてしまう。ということで、今回紹介するのがXIGMATEKの『SC RGB CONTROLLER』。これ1つで8ポート分の増設が可能となり、かつカード単体で独立した発光パターンを持つのが特徴だ。増設カードとしては以前にもアイネックス『AK-RLD-02』を紹介したが、それよりもポート数が多いのは魅力といえる。

XIGMATEKの『SC RGB CONTROLLER』。実売価格は2100円前後

 本製品は制御ボードなので基板剥き出し。PCIeレーンにも固定できるようになっているが、ロープロファイル用ブラケットは付属していない。電源はペリフェラル4ピンなので、無理にPCIeレーンに取り付ける必要はなく、ブラケットを外して背面の目立たない場所に置いておくといったことも可能だ。このあたりは構造がシンプルなので、目的に応じて調整しやすいのがグッドだ。

マニュアルは入っておらず、解説はパッケージ裏面のみ

本体。側面に8ポートの4ピン RGB端子を備えている。ついつい余ったポートを埋めるAura Sync対応製品が欲しくなる

裏面はさっぱりしたものだが、いろんな意味で胸アツのプリントが気になる

背面には制御用のボタン。『AK-RLD-02』と同じく、ボタン押下ごとに独自の発光パターンを変更できる

端子はあまり一般的ではないロックピン付きで、XIGMATEK製のRGBファンなどはたやすく接続できるが、一般的な端子の製品はそのままだと接続できない

 問題は、増設の端子部分が一般的ではないロックピン付きとなっている点。これまで流通しているAura Sync対応製品は、これより大きなタイプの端子を利用している場合がかなり多いため(アイネックス『AK-FN093』やIN WIN『805 Infinity』など)、そのままでは利用できないといったこともじゅうぶん考えられる。後述する『SC120 RGB』は対応しているのでそれを使うか、変換アダプターをかませるなどの工夫が必要になるだろう。

左からマザーボードとの接続用、リセット、電源。リセットはショートさせることで行なうが、出番はまずないだろう

全体的に加工精度はちょっと怪しいのだが、編集部では問題なく動作確認が取れている

電源ケーブルとAura Sync対応ケーブルが付属

取り付けについては特に迷う部分もないが、電源端子がやや貧弱なので曲げないように注意したい

PCIeレーンに取り付けた状態。配線を考えると真ん中のレーンが無難

 本製品はAura Sync非対応のマザーボードであっても、本体自体に制御機能を持っているため、いくつかの発光パターンを使用できる。外部にあるボタンを押すごとに変化するので、好みの色にするといいだろう。

フィンの間接発光が魅力なRGBファン

 同時に発売されたRGB対応ファンが、XIGMATEKの『SC120 RGB』だ。ファン回転数は800〜2000rpmでPWM制御に対応し、ノイズレベルは19.4dBA。発光体はフィンのフレーム部分にあり、フィンは間接的に発光しているように見えるため、フィンが発光しないものを探しているのであれば検討に値するだろう。

『SC120 RGB』のパッケージ。実売価格は2100円前後

本体のみ。防振用ゴム足も前面と背面にある親切仕様

XIGMATEK SC RGB CONTROLLERでの発光例。

光輝く円が目立つ

フィンがうるさいほど光らないため、意外と扱いやすいと感じるハズ

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