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完全招待制のプライベートイベント「SOLUTION Japan 2017」

樋口氏傘下のB2B事業は、年間2879億売り上げるパナソニックの大きな柱だ

2017年07月28日 13時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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パナソニック五輪事業の1/3を担うB2Bソリューション

 パナソニック システムソリューションズ ジャパン(PSSJ)は、全国8ヵ所において、完全招待制の業務ソリューション展示会「SOLUTION Japan 2017」を、順次開催している。

大阪・梅田で開かれたSOLUTION Japan 2017の様子

 PSSJは、日本マイクロソフトからパナソニック入りした樋口泰行氏が率いるコネクティッドソリューションズ社の傘下にあり、パナソニックの日本におけるBtoBソリューションを担当する企業だ。

 2017年4月1日付けで、従来のパナソニック システムネットワークスを再編し、独立法人化しており、全国70拠点から、約4500人の社員がソリューションおよびサービスを提供している。年間売上高は2016年度実績で2879億円。パナソニックが、2020年の東京オリンピック/パラリンピック関連で見込む1500億円のビジネスのうち、3分の1となる500億円を担うことになる。

 展示会のSOLUTION Japan 2017は、今年で10回目の開催となり、今年のテーマは、「INNOVATION @ Business Front~Continued Change for Connected Solutions」で、Technology & Solution Zoneや先進技術Zone、New Products Zoneを通じて、同社が提供する最新ソリューションや発表前の製品、技術などを展示している。

 パナソニック システムソリューションズ ジャパンの片倉達夫社長は以下のように展示会を位置づけた。

 「全国8ヵ所で2万人の来場を予定していたが、トータルで3万人の集客を見込めそうだ。今年は来場者のレイヤー(役職階層)があがっているのが特徴で、VIP Dayを設定したところ、一部上場企業の社長の来場が目立っている。また、VIP Day来場者の約6割が、上場企業の常務以上の経営幹部であり、後日、部下が来場している。来場した企業数は、前年に比べて10%増となり、来場者数は40%増になっている。パナソニックが新たなソリューションを提示する大事な機会である」

 同社では、同イベントを通じて、商談金額で840億円を目指すという。

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