パソコンを求める理由は様々だが、すべての人がハイスペックなパソコンを求めているわけではない。クライアントとの打ち合わせ、大学の授業での調べごと、リビングでのメールのやり取りなど、軽いタスクにハイスペックなパソコンは不要で、ちょっとしたセカンドマシンがあればいい。
そのようなニーズに応えられる低価格なノートパソコンが、今回紹介するドスパラの「Altair VH-AD3L」だ。なんといっても税込み2万9999円で購入できる手軽さが魅力だが、14型ディスプレーを搭載し、CPUも4コアのCeleron N3450を採用しており、通常の作業ならパワー不足ということもない。今回はこのAltair VH-AD3Lの外観や仕様について紹介する。
厚さおよそ25.5mmで持ち運び用マシンにも
Altair VH-AD3Lは、CPUにCeleron N3450(クアッドコア、定格1.10GHz、最大2.20GHz)、GPUはインテル HDグラフィックス 500を搭載している。
サイズはおよそ幅340.6mm×奥行き237mm。ディスプレーは14型と、低価格機に多い11型や13.3型より大きい。重量はバッテリーを含めて1.6kg。最近は1kgを切るノートパソコンも登場してきているので、とても軽いということはないが、外へ持ち出して使うのにそれほど負担がかかることはないだろう。厚みはもっとも厚い部分で25.5mm。バッグに入れて持ち歩けるサイズ感だ。
外部出力は、USB 3.0端子×2、HDMI出力端子、SDXC対応のSDカードリーダーが用意されている。USBが2基というのが少々こころもとない感じもするが、ゲームや画像編集などをバリバリこなすマシンではないので、それほど増設する機器は必要なく、大きな障害にはなることもない。
Altair VH-AD3Lのディスプレー解像度は1366×768ドットとなっており、フルHD表示はできない。もしフルHD以上が必要な場合は、HDMI端子で外部ディスプレーに出力するといいだろう。なお、外部出力はすべてマシン左側に集約しているので、マシンを置く位置の右側に色々と物を置いたり、ぴったり壁にくっつけて使うなどという工夫もできる。
左側面の電源端子につなぐACアダプターのコードは、およそ130mmほどの長さだ。机の上で使う場合には大きな問題にならないと思うが、リビングなどで使う場合には少し短いかもしれない。自宅使用などでは、電源用の延長コードを用意しておくといいだろう。
無線LANとしてIEEE802.11a//b/g/n/acに対応しているので、通信速度については特に問題はない。ストリーミングなどを視聴してもとどこおるというようなことはなかった。
ストレージは64GB eMMCを搭載している。OSなどが入っているので、すべてをデータに使えるわけではなく、昨今のファイル容量から考えるともう少しほしい気もするが、セカンドマシンとしての活用であれば十分な容量だ。どうしても必要な場合にはSDカードを使うといいだろう。SDXCに対応しているので、256GBや512GBといった大容量のSDカードが使えるほか、HDDのように音もないのでノートパソコンのデータ保存用には最適だ。そのほか、Altair VH-AD3Lの基本構成は次の通り。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Altair VH-AD3L |
CPU | Celeron N3450(クアッドコア、定格1.10GHz、最大2.20GHz、2MB L2キャッシュ) |
GPU | インテル HDグラフィックス 500(CPU内蔵) |
メモリー | 4GB DDR3L |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
サウンド | オンボード HD サウンド |
無線LAN | IEEE802.11a//b/g/n/ac |
インターフェース | USB 3.0端子×2、HDMI端子、SDカードリーダー、マイク入力・ヘッドフォン出力端子 |
内部I/O | SATA 6Gb/s 1 |
バッテリー | 約7.9時間駆動 |
サイズ | およそ幅340.6mm×奥行237mm×高さ25.5mm |
重量 | 約1.6kg(バッテリー含む) |
OS | Windows 10 Home |
次回は、「Altair VH-AD3L」の操作感やCPUの実力などについて紹介する。