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外線/内線電話、メール、チャットIDなどを統合管理、社内や部署内での共有も

Phone Appli、シンプルなクラウド電話帳「連絡とれるくん」

2017年07月04日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Phone Appliは7月3日、モバイルアプリやPCブラウザから使える法人向けWeb電話帳「連絡とれるくん」を提供開始した。社内外の連絡先(外線/内線番号、メールアドレス、ビジネスチャット、Web会議アドレスなど)を統合管理し、社内共有するためのアプリケーションで、スマートデバイス上にデータを残さない設計、「Microsoft Skype」や「Salesforce Chatter」「Cisco WebEx」との連携機能などを備える。

Web電話帳「連絡とれるくん」のブラウザ画面

 Phone Appliでは従来から、オンプレミス導入型のWeb電話帳システムを提供してきた。今回の連絡とれるくんは、より小規模な企業や部門単位でも導入できるよう、クラウド型の提供とし、機能を簡素化、価格も1ユーザー単位の月額制にしている。

 連絡とれるくんは、電話番号(外線/内線)やメールアドレス、SkypeやビジネスチャットのID、Web会議のアドレスなど、個々の連絡相手に対するさまざまな連絡手段を一括管理してくれる。Webブラウザやモバイルアプリで検索したあと、ワンクリック/ワンタップするだけで、任意の連絡手段を使って相手とコミュニケーションを開始することができる。

 また、登録した情報はクラウド上で一元管理されており、いつでも最新の情報に更新できるほか、社内や部署内、プロジェクト内など任意のグループ内で連絡先を共有することも可能だ。

「連絡とれるくん」のモバイルアプリ画面

 モバイルアプリでは、デバイス上に連絡先データを一切残さない仕様になっており、デバイスの紛失や盗難が発生した際も管理者がクラウド側からWeb電話帳へのアクセスをブロックできる。BYOD環境で個人所有のデバイスを利用している場合でも、個人の電話帳アプリに業務連絡先が混在することがなくなり安心できる。

 モバイルアプリは名刺のOCR機能も備えており、名刺をカメラ撮影するだけで簡単に連絡先データを登録することができる。また、連絡とれるくんに登録された相手からの着信は、デバイス上の登録がなくても誰からの着信かが表示される仕組みになっている。

 利用価格(税抜)は、初期設定費用が5万円から、ユーザーライセンスが1IDあたり月額300円から。最小契約数は5IDからで、年間契約となる。

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