前回は思いつきでライトアップPCを撮影してみようということで、そのときにあった装備で挑んでみたところ、マクロレンズが欲しいというところに着地。今回はG.SKILLのAura Sync対応メモリー『Trident Z RGB』をメインに、マクロレンズなどを使って撮影してみた。
先に機材を記しておくと、ボディはSONY α7RⅡ、レンズはSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II+VM-E Close Focus Adapter、CONTAX Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm F2.8Cの2つ。CONTAXのレンズはいまでも(編注・脱線しまくっていたので割愛しました。『Flektogon 35mm F2.4』もオススメです)。
『Trident Z RGB』は、G.SkillのフラッグシップDDR4メモリーに発光機能を搭載した製品だ。独自ユーティリティーのほか、ASUSのAura Sync機能にも対応している。発光部は大きく、透過ユニットを採用することで、メモリー上部全体がキレイに光る仕様だ。それでいて、しっかりとしたヒートスプレッダーを装備しており、ゲーミングやOC用途にも耐えるため、光らせないにしてもオススメの一品である。
目で見たときは、どキツく光るというよりは大人しい光り方であるため、目立たせたい場合は周辺パーツとの兼ね合いを意識する必要がありそうだ。昨今は「僕がLEDです!」といわんばかりに激しく輝く製品が多いため、落ち着かせどころとしては、他製品と異なる色にして馴染ませるような方向性になるだろうか。
撮影に関しては問題が一つ。というのも、『Trident Z RGB』単体ならば問題ないのだが、他のAura Sycn対応製品も画面に入れながら長時間露光すると、G.SKILLのロゴが光の彼方に消えてしまう。RAWで撮影し、ハイライトを全力で押さえることで回避可能だが、そうなると露光時間は長くできない。カメラマンとしては、Aura Syncが調光に対応することを期待したい。なお今回もよくある環境での撮影テストということで、補助照明はスマホのディスプレーのみだ。