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自作PCをTUFに染め上げる! ASUSの「TUF GAMING ALLIANCE」認定パーツって?

2018年07月12日 11時00分更新

文● ジサトラショータ

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「TUF GAMING」マザーボードとあわせて使いたいパーツとは

TUF H370-PRO GAMING。実売価格は1万5000円前後

 高耐久に特化したASUS製のゲーマー向けマザーボードといえば、「TUF GAMING」シリーズだ。Z370チップセット搭載の「TUF Z370-PLUS GAMING」や、AMD B350チップセット搭載の「TUF B350M-PLUS GAMING」といったモデルが販売されており、手頃な価格と信頼性の高さで人気を集めている。安価ながら高耐久部材の採用には安心感があるため、ミドルクラスの自作PCを組み上げたいゲーマーにはオススメだ。

最近はASUSマザーボードの主力シリーズとなりつつあるTUF GAMINGシリーズ。チップセットカバーにはTUF GAMINGのロゴが印刷されている。最上段のPCIe x16スロットは金属補強済みのセーフスロット。シリーズ独自のハードウェア保護「TUFプロテクション」の一例だ

 価格帯的にはASUSの主力シリーズと言ってもさしつかえないTUF GAMINGシリーズだが、TUFシリーズとあわせて使用したいのが、他メーカーとのコラボレーションで生み出された「TUF GAMING ALLIANCE」認定パーツだ。認定パーツはIn Win、TeamといったASUS以外のメーカーから展開されており、メモリーやPCケースなど、種類も様々。TUF GAMINGシリーズのマザーボードと同じロゴやカラー、迷彩パターンを採用することで、TUF GAMINGと合わせて組み立てたPCにデザイン面での統一感を持たせられる。自作PC業界全体で見てもこうした取り組みは珍しいが、昨今は“魅せるPC”に対する関心が高まっていることを考えれば、これから自作するなら要注目のプロダクトと言えるだろう。

メモリーや電源ユニット、PCケースまでデザインを統一できる「TUF GAMING ALLIANCE」認定パーツ

「TUF GAMING ALLIANCE」製品の一部。カラー・デザインが「TUF GAMING」仕様になっている

 TUF GAMING ALLIANCEの製品ジャンルはかなり幅広く、すでにPCケース、CPUクーラー、メモリー、電源ユニットといったジャンルではいくつかの製品が出揃っている。先日台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2018」のASUSブースでも、いくつかの製品を実際に見ることができた。いずれは「すべてのパーツをTUF GAMING ALLIANCEで」といったことも可能になるかもしれない。

 今回はメーカー貸出しを受け、いくつかのTUF GAMING ALLIANCE認定製品を実際に試してみた。用意したのは、Cooler MasterのCPUクーラー「MASTERAIR MA620P TUF GAMING EDITION」およびPCケース「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」および電源ユニット「MASTERWATT 750 TUF GAMING EDITION」、TeamのDDR4メモリー「T-Force Vulcan TUF GAMING ALLIANCE」(発売済み、実売価格2万7000円前後)、In WinのPCケース「101-TUF GAMING」(発売済み、実売価格1万3500円前後)、TUF GAMING ALLIANCE仕様となったサイズのCPUクーラー「虎徹 MarkII TUF GAMING ALLIANCE」だ。いくつかの製品は未発売だが、近日中には登場が予定されている。

 いずれの製品も、基本的には既存モデルをTUF GAMING仕様にカスタマイズした製品となる。ブラックとイエローを基調としたカラーリングを採用し、迷彩パターンが印象的な外観なのはTUF GAMINGシリーズと変わらない。ちなみに、CPUクーラーやPCケースなど、LED発光に対応する製品はASUSのLED同期機能「Aura Sync」にもしっかり対応している。TUF GAMINGシリーズにはRGB 4ピン端子が備わっているため、あわせて使う際も安心だ。

Team「T-Force Vulcan TUF GAMING ALLIANCE(TLTYD416G3600HC19ADC01)」

ゲーム向けオーバークロックメモリー「T-Force Vulcan」のTUF GAMING仕様。動作クロックが異なる4モデル(DDR4-2400、DDR4-3000、DDR4-3200、DDR4-3600)があり、容量は8GB×2、あるいは16GB×2のキットをラインアップする。左右非対称のカッティングデザインはそのままに、カラーをイエローとブラックに変更。TUF GAMINGにならったミリタリーカモフラージュパターンも見栄えが良く、単体で使っても面白そう。発売済みで、実売価格は2万7000円前後

Cooler Master「MASTERWATT 750 TUF GAMING EDITION」

「MASTERWATT 750」をTUF GAMING仕様とした製品。元製品の外観はシンプルだったが、差し色のイエローとカモフラージュパターン、TUF GAMINGロゴなどが採用されたことで、一転して個性的な電源ユニットとなっている

ケーブルはセミモジュラータイプ。国内未発売だが、近日中には販売開始予定だ

Cooler Master「MASTERAIR MA620P TUF GAMING EDITION」

こちらも同じく「MASTERAIR MA620P」のTUF GAMINGエディション。2枚のファンを搭載した大型のサイドフローCPUクーラーで、RGB LEDの発光にも対応する。近日販売開始予定。

ファンが変わっただけかと思いきや、上部デザインにカモフラージュパターンを採用している

サイズ「虎徹 Mark II TUF GAMING ALLIANCE」

空冷タイプのCPUクーラーとしては抜群の人気を誇る「虎徹 Mark II」もTUF仕様に。取り付けやすくシンプルなサイドフロータイプだが、デザイン性の高いメモリーを見せたい場合にも採用を検討したいところ。近日販売開始予定。

Cooler Master「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」

「MasterBox MB500」をTUF GAMING ALLIANCE仕様とした製品。RGB LEDに対応したファンを複数装着しているのが特徴で、電源はSATAケーブルもしくはマザーボード上の4ピンRGB端子から供給する。4ピンRGB端子に接続した場合は、ASUSの「Aura Sync」による同期ももちろん可能。国内未発売だが、近日登場予定だ

ここまで紹介したTUF GAMING ALLIANCE認定パーツを活用して、PCを一台実際に組み上げてみた。PCケース、CPUクーラー、メモリー、電源ユニットが認定パーツという構成だが、これだけでもPC全体のデザインコンセプトが統一されるため、あたかもMOD PCのような一台が組み上げられるのは面白い。これまでもROGなどハイエンド帯のブランドではデザインにこだわった認定メモリーなどが存在したが、これだけの規模で認定製品が展開されることはありそうでなかった印象だ。それぞれのパーツは単体で見てもなかなかに魅力的なので、PC内部だけをTUF GAMINGで統一する、見た目のアクセントとして採用するといったことも可能だろう。

主な構成
CPUIntel「Core i7-8700」(6コア/12スレッド、3.2GHz~4.6GHz)
CPUクーラーCooler Master「MASTERAIR MA620P TUF GAMING EDITION」
メモリーTeam「TLTYD416G3600HC19ADC01」(8GB×2、DDR4-3600)
ストレージIntel「600p SSDPEKKW256G7X1」(256GB SSD)
グラフィックスボードASUS「ROG STRIX-GTX1060-O6G-GAMING」(GeForce GTX 1060、6GB)
PCケースCooler Master「MasterBox MB500 TUF Gaming Edition」
電源ユニットCooler Master「MASTERWATT 750 TUF GAMING EDITION」

In Win「101-TUF GAMING」

「101」がTUF GAMING仕様となった「101-TUF GAMING」。エントリークラスのミドルタワーではあるが、サイドパネルに強化ガラスを採用しているのが特徴。写真では見えにくいが、ガラス表面にもカモフラージュパターンが入っている。発売済みで、実売価格は1万3500円前後

こちらは「TUF GAMING ALLIANCE」認定パーツで固めたわけではないが、「TUF H370-PRO GAMING」を組み込んでライトアップPCにしている。付属のLED付きTUF GAMINGロゴ入りアクリルパネルのインパクトが大

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