Antecは今年もCOMPUTEX TAIPEI 2017に合わせてグランドハイアット台北のプライベートルームで新製品を展示した。国内販売がほぼ確定しているミドルタワーPCケース2モデルを紹介しておこう。
「P110 Silent」
「P110 Silent」は、日本でも人気が出そうな静音志向のミドルタワーPCケースだ。両サイドパネルはもちろん、フロントやトップパネルにも吸音材を装着。スチール製の筺体は、しっかりとした作りで剛性も高そうだった。
またトップパネルの一部は取り外し可能なパネルを2枚装備。エアフロー重視の場合は取り外すという、どこかでみたようなギミックながら、作りはていねいで効果も十分ありそうだ。
ベイ数は2.5/3.5インチ共用のシャドウベイが4基、裏配線スペースに2.5インチ専用シャドウベイが2基。また、冷却ファンがフロント120mm×3または140mm×2、トップが120mm×2または140mm×2、リアが120mm×1。ラジエターはフロント360mm、トップ240mm、リア120mmまで搭載(厚さは30mmまで)できる。
そのほか、ビデオカードは長さ390mm、CPUクーラーは高さ170mm、電源ユニットは奥行き250mmまで。内部にビデオカードを支える支柱が用意されているのもポイント。国内では1万4000円ほどで、早ければ7月頃から販売予定だ。
「P8」
「P8」は、Antecらしいシンプルな作りのミドルタワーPCケース。昨年5月の登場以来人気となっている「P9」のバリエーションモデルだ。静音性と拡張性を重視した「P9」から、現在主流の強化ガラスサイドパネルを採用。それにともない、電源ユニット用のカバーも備えるなど、今どき仕様にアップグレードされている。
5インチが省略されたベイ数は、2.5/3.5インチ×2、2.5インチシャドウ×2。冷却ファンはフロント120mm×3もしくは140mm×2、トップが120mm×3、リアが120mm×1。標準でフロント120mm×2とリア120mm×1のホワイトLEDファンが搭載予定だ。なお、ラジエターはフロント360mm、トップ240mm、リア120mmまで搭載(厚さは30mmまで)できる。
そのほか、ビデオカードは長さ390mm、CPUクーラーは高さ165mm、電源ユニットは奥行き240mmまで。国内では1万円ほどで販売予定だ。
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