ユニットコムが2万円台から購入できるお手頃ノートパソコン「Stl-14HP012-C-CDMM」を発売した。ディスプレーは14型を搭載し、激安だが性能的にも基本はしっかり押えているというのが魅力のモデルだ。その試用機を入手したので、実際にどのようなマシンなのかチェックしてみよう。
2万円台らしからぬ“普通”な見た目
まずはStl-14HP012-C-CDMMの外観をチェックして行こう。本体ケースはマットな質感のシルバーグレーを採用しており、トップカバーにはロゴが入っている。飾り気がない分、持つ人を選ばないデザインだ。高級感があるというわけにはいかないが、2万円台には見えない、ごく普通のノートパソコンといった印象になっている。
本体サイズはおよそ幅340×奥行き243.5×高さ22.2mm。重さは約1.8kgで、持ち歩くには十分な軽さだ。デスクに据えたままではなく、膝の上に置いたり床に置いたり、自由な姿勢で利用したいユーザーも使いやすそうだ。もちろん、ビジネス利用でオフィスと会議室のどちらでも使うというような使い方もしやすいだろう。
ディスプレーを開いた時、90度以上に開くとヒンジ側が少し持ち上がる作りになっている。大きく開いた時には強めの傾斜がつくことで、小型のモデルながら入力しやすく、ディスプレーも見やすい作りだ。なお、バッテリーは取り外し可能になっている。
テンキーなしの中央で使えるキーボードがうれしい
ディスプレーは14型で、解像度は1366×768ドット。表面に光沢のあるグレアタイプのパネルを採用している。キーボードはテンキーのないアイソレーションタイプで、キーピッチは実測で19mm弱だった。ほぼフルサイズと思ってよいだろう。タッチパッドはボタン分離式ものが搭載されている。
最近は14型ディスプレー搭載モデル自体少なめの傾向だが、このサイズでフルサイズキーボードを搭載すると、テンキーがなくなりボディーのほぼ中央に文字入力に利用するキーが配置されることになる。15.6型搭載モデルなどである、テンキーの分だけキーボードやタッチパッドの位置がずれてディスプレーに対して偏った位置から使うことになる状態は解消されるため、このサイズが好きだという人もいるのではないだろうか。
キーボードのタッチ自体は軽快で、軽いタッチで不自由なく利用できた。強めのタッチで入力してもキーボード全体がたわむようなことはなく、格安モデルといってもしっかり利用できそうな手応えがある。
光学式ドライブ非搭載だがインターフェースには不足なし
インターフェースにも大きな不足はない。本体右側にはUSB 2.0端子、SDカードリーダー、ミニD-sub 15ピン、有線LAN端子が並ぶ。左側には電源コネクター、HDMI端子、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、マイク端子、ヘッドフォン端子がある。
USB端子が左右に振り分けて3つというのは必要十分といったところだろう。外部ディスプレー出力も2系統ある。ディスプレー上部には100万画素のウェブカメラも埋め込まれているので、ビデオチャットなども当然利用可能だ。光学式ドライブこそ搭載していないものの、ライトユーザーにとっては不足のないつくりといえそうだ。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Stl-14HP012-C-CDMM |
CPU | Celeron N3450(1.1GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 500 |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 32GB eMMC |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット)、グレア液晶 |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 2.0端子、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)、ミニD-sub 15ピン、HDMI端子、SDカードスロットなど |
サイズ/重量 | およそ幅340×奥行243.5×高さ22.2mm/約1.8kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |