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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない-第73回

エアコンのないハンヴィーに似合うクーラーボックスを買いました

2017年04月23日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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夏は灼熱地獄のハンヴィー

 米軍払い下げのハンヴィーを普段使いしてるんですが、いい点はなんといってもその非日常感。アニメや映画のワンシーンを思い出したり妄想したりしながら運転していると、ただ近場を走っているだけでもなんとなく風景が違って見えます。

 悪い点はというとこれは結構いろいろあるんですが、ひとつは車幅が広いため駐車場に困るところ。立体駐車場やコインパーキングは全然無理。コンビニの駐車場のような平置きなら置けるものの、幅がギリギリのところではドアを開けるスペースがなく隣の車に迷惑になるので、停める場所を選びます。

 また、普通のクルマに比べると前輪が目一杯前にあり後輪もかなり後ろに寄っているので、小回りが利かないというのもなかなかの困りモノ。幅の広さと相まって、狭い住宅街などは超苦手です。元々兵員や貨物の輸送用トラックなので、やはり広いオフロードを走るのに適しています。

タイヤが目一杯前後に離れているので、小回りが利きません

 そしてもうひとつ。なんといまどきのクルマなのにエアコンが付いていません。ヒーターは付いているので寒いのが苦手なワタシでも冬はなんとか乗り切れるのですが、クーラーはなし。軍人だって人です。砂漠とかじゃ暑くて死にそうになるわけで、後付けエアコンがあったり、最近では初めから付いていたりもするんですが、ウチのハンヴィーは最初期に近いモデルなので当然付いていません。後付けエアコンもなんだかんだで3桁万円かかるため全然無理。

 しかもエンジンルームとの間のダッシュパネルには断熱材も付いていないのでエンジンやミッションからの熱でパネルや床が暖まってしまうし、熱風が隙間から入り込んできます。暑いのが好きなワタシですが、真夏はかなり辛い状況になります。

 とはいえ何度も灼熱地獄をくり抜けたせいか、もはや汗だくで運転するのも慣れちゃった感があるんですが、問題は脱水症になりかねないこと。一度、走っているうちに軽いめまいを感じ、さらに頭痛がしてきたことがあって、それはまさしく脱水症の初期症状。身体を冷やしたり水分を補給しないと熱中症になってしまいます。

 そんな状況を打開するため、昨年の夏に新兵器を導入しました。ご存知クーラーボックスです。大小の保冷剤と飲み物、タオルを突っ込んでおいて、暑くなってきたら小さい保冷剤をタオルで巻いて首にあてると、なんと涼しいことか! 飲み物も3、4本入れておけばちょっとしたドライブなら十分です。

 ただ、普通のキャンプ用品なので派手なブルーに白いフタが付いていて、色的にハンヴィーに合わないのが残念。機能的には文句ないのですが、やはり軍用品が欲しくなってしまいます。

 というわけで先日購入したのがこちら。米軍払い下げのフードコンテナです。

米軍払い下げ品のフードコンテナ。ミリタリーな緑色と傷がハンヴィーにお似合い

ラベルはないけど詳細を調べてみました

 フードコンテナは名前のとおり、食料を運ぶためのボックスです。クーラーボックスとは違い調理済み食料を直接入れるようになっていて、つまり保温ができるデカい鍋や弁当箱みたいなもの。温かい食事は温かいまま、冷たい物は冷たいまま食べられます。

 以前、ベトナム戦争のころから1990年代にかけて使われていたアルミ製のフードコンテナを持っていたのですが、今回買ったのはプラスチック製です。いつものようにメーカーなどを調べようと思ったのですが、軍用品によく貼られているラベルやプレートが見当たりません。手がかりとなるのはSINT PLASTというロゴマークだけです。

フタにあるSINT PLASTの文字以外、型番を示すラベルなどはありませんでした

 情報が少なすぎて難しいかなとも思ったのですが、いろいろ検索しているうちにラベルを見つけることができました。米国政府の物品管理番号であるNSNは7330-01-484-8988と判明。NSNを調べると納入会社を示すCage Codeは1P9K9でアメリカのK.C. TRADING LTD.となっています。オーダーしたのは米海軍と海兵隊です。

 K.C. TRADINGのウェブサイトを見てみると、tradingの名前のとおりメーカーではなく貿易会社のようで、作っているのはルクセンブルクのHosingenにあるDometicという会社でした。Google mapsで見るとHosingenは畑や森林の間に点在する小さな町のひとつで、オザンジャンと読むようです。SINT PLASTは同社のブランド名ですね。

 ラベルがないので納入年はわかりませんが、製造は2002年のようです。もう15年も前ですね。

底面に、家電品のパネル裏などによくある製造年月表示が。たぶん2002年製

 サイズは横約70cm、縦約42cm、高さ約33cm。最初GB7というモデルかと思ったのですが、横幅が大きいGB7Lというシリーズでした。容量は7ガロンで約26.5リットル。外側は衝撃に強いポリエチレン製で内部の容器はステンレスでできています。重さは31ポンド。約14kgあるのでかなり重く感じますが、そのかわり転がったり倒れたりしないので揺れるハンヴィーの中で使うには最適です。

 内部容器がひとつのGB7L-1のほか、2分割されているGB7L-2、3分割されているGB7L-3があり、ワタシが買ったのはGB7L-1です。ただ、ウェブサイトに載っていたGB7L-1は内側のステンレス容器を取り外せるのですが、ワタシのやつは取り外しができません。旧型なのだと思います。また、新型にはステンレス製の中ブタがあるのでこれにも付いていた可能性が高いのですが、欠品となっていました。中ブタがないのでフードコンテナとしては使えませんけれど、元々クーラーボックスとして使うために買ったので無問題です。

中はステンレス製。中ブタは欠品でした

 フタはヒンジのない取り外し式で、巨大な金具でロックされています。このロック金具を上から見ると片側だけ隙間が空いていたので、金具を手でグイグイとひねって歪みを直しました。フタの周囲にはパッキンがあるはずなのですが、それも欠品していました。そのぶん保温性能が落ちてしまいますが、パッキンなしでもかなりしっかりロックされるのであまり気にしていません。いつかどこかでパッキンを見かけることがあったら買おうと思います。

大きなロック金具。真ん中を引っ張るとロックを外せます
金具の左側に隙間ができてしまっています
金具をひねるようにして歪みを矯正
フタの周囲にあるはずのパッキンは欠品。取り付ける溝だけあります

 本体に大きく書かれた文字は掠れていて読みにくいですが、M00173のようです。横には96という数字。フタに書かれているのはMMJ132かな? そして数字の05。もうひとつのM13なんちゃらという文字は後半はカスレていて読むことができませんでした。いずれも意味は不明です。本体とフタとでは文字も数字も合っていないので、もしかしたらバラバラに放出された物を組み合わせたのかもしれませんね。

本体にあるM00173だと思われるプリント。整理用の番号かな
横には96。いかにもステンシルプレートを使いました的な塗り方
フタにはMMJ132と思われるプリントと数字の05、ほとんど読めないM13ナントカという文字列が

 そんな感じであちこちステンシルで文字が書かれているし傷だらけですが、そこがいかにも軍用品っぽくてお気に入りです。ハンヴィーも傷だらけなのでまさにピッタリ。パッと見クラーボックスっぽくないし、ハンヴィーに似合うと思います。

 今回もなかなかいい買い物でしたが、フードコンテナについていろいろ調べていたら、ウォータージャグとかドリンクディスペンサーなどと呼ばれる給水機の払い下げ品を見つけてしまいました。こっちも欲しくなるわ~。

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