柳谷智宣がAdobe Acrobat DCを使い倒してみた 第6回
ぺーカーレス化の第1歩、Acrobat DCでの作成方法
紙資料をスキャンし、PDFファイルを作成する
2017年05月02日 11時00分更新
本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第6回は、紙資料をスキャンしてPDFファイルを作成してみる。

講演や会議でもらった紙資料をPDFファイルにしておくと、紙(もとの資料)は捨ててペーパーレス化できるし、電子データ化すれば活用の幅も上がる。紙資料をデータ化するには、スキャナーで読み込む必要がある。最近のスキャナーならほとんどの製品にPDF作成ソフトが付属しているので、そちらを使ってもいい。
もちろん、「Adobe Acrobat DC」でも作成可能だ。今回は「Adobe Acrobat DC」での作成方法を紹介しよう。
まずは「ツール」から「PDFを作成」をクリック。作成方法から「スキャナー」を選び、歯車のアイコンをクリックして設定画面を開く。利用するスキャナーやカラーモード、解像度、用紙サイズ、品質などを設定しよう。カラーモードや用紙サイズは自動でもだいたいきちんとスキャンできるし、解像度も初期設定の300dpiあれば十分。とくに設定を調整しなくてもなんとかなる。PDFにするなら、「出力」のところが「PDFを新規作成」になっていることを確認すること。また、紙資料が何枚もある場合は、「追加のページをスキャンするように指示されます」にチェックしておこう。
なお、TWAIN/WIAドライバーに対応していないスキャナーはプルダウンメニューに表示されないので、選択できない。この場合は、そのスキャナーに付属しているソフトでPDFファイルを作成するようにしよう。
設定後に「スキャン」をクリックすれば、スキャナーで読み込みがはじまる。読み込みが完了するとそのデータが表示され、確認ダイアログが表示される。ほかにも読み込みたい紙資料があるなら「他のページをスキャン」にチェックして「OK」をクリックする。全ページ読み込んだら、「スキャンの完了」にチェックして「OK」をクリックする。
紙資料がPDFファイルになるので、保存すればいい。左上の保存アイコンをクリックするか、ショートカットの「Ctrl+S」キーを押す。PDFファイルを保管する場所とファイル名を指定し、保存すれば完了だ。

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