抜群の拡張性を備える「NCASE M1」
続いては、ハイエンド構成をコンパクトに組むために、北米の自作ユーザーコミュニティ発のブランド「NCASE」から登場した「NCASE M1」だ。
デザインから内部レイアウトの構成まで、すべてユーザーによるブラッシュアップとフィードバックによって開発されただけあって、拡張性から組みやすさまで秀逸のひと言。価格は3万円前後と高価だが、用途を選ばずに長~く使い続けられる1台になっている。
現在国内で販売されているモデルは、最新のVersion5になるが、前モデルを「他の追従を許さない究極の小型PCケースM1」で紹介している。Version5では、フロントUSB3.0ポートの縁部が除去され、見た目が綺麗になり、マザーボードトレイが取り外し可能になっている。
NCASE M1
メーカー:NCASE
URL:http://www.dirac.co.jp/ncase_release/
実売価格:2万9000円前後
“M1”そっくりなアビー「AS Enclosure RS01」
最後は、アビーが昨年末に発売した「AS Enclosure RS01」を紹介しよう。ほかの2製品と同じく、高い拡張性と自由度の高い内部レイアウトを備えているのに加え、ブルーやピンクなどのカラバリを用意しているのがポイントだ。
AS Enclosure RS01
メーカー:アビー
URL:http://www.abee.co.jp/Product/CASE/AS_Enclosure/RS01/index.html
実売価格:2万9000円前後
ただ、デザインをはじめ、構造や内部レイアウトが「NCASE M1」と酷似。価格も同価格帯になっているため、「NCASE M1」との差異が気になってしまう人も多いだろう。
自分好みのMini-ITXケースを見つけよう
今回紹介したMini-ITXケースは、ほんの一角。魅せる系に特化したタイプや、サイズは大きくなるが組みやすいタイプなどもあるので、店頭におもむいて、構成したいパーツにベストかつ自分の好みにあったMini-ITXケースをじっくり探してみよう。
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