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Core i7やGeForce GTX 1080を搭載、サイズが小さくても十分な性能を発揮

Mini-ITXでも大作ゲームが快適! LEVEL∞ C-Classの上位構成をベンチでチェック

2017年03月13日 09時00分更新

文● 高橋量 編集●八尋/ASCII

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「iiyama PC LEVEL∞」

 高性能なゲーミングパソコンはデカい、と考えている方は多いだろう。だがMini-ITX規格を採用したユニットコムの「iiyama PC LEVEL∞」は非常にコンパクトで、デスクの上に置いてもジャマにならないほど。デザイン性も高く、フロントパネルの「AIR VENT(エアベント)」に3Dプリンターで出力したパーツを取り付けることで、マシンを飾り付けられるなど遊び心も効いている。

 しかしゲーミングパソコンとしてもっとも重要なのは、ゲームを快適に遊ぶための性能だ。「iiyama PC LEVEL∞」はその点もぬかりなく、Core i7やGeForce GTX 1080などの高性能パーツに対応している。そこで今回は実際に上位パーツを使った試作機による、ベンチマーク結果を紹介しよう。

PCとしての基本性能をチェック

 今回の検証で使った試作機のスペックは以下のとおり。CPUが第6世代のCore i7-6700Kではあるが、現行のCore i7-7700Kと比べて性能が劇的に変わるわけではない。それぞれのベンチマーク結果がちょっと良くなる程度と考えていいだろう。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-6700K
メモリー 16GB
ストレージ 256GB SSD+2TB HDD
グラフィックス GeForce GTX 1080

CPUは第6世代のCore i7-6700Kでメモリーは16GB

グラフィックス機能はGeForce GTX 1080

ストレージには「Samsung 950 PRO」 256GBモデルとシーゲート製の2TB HDD(ST2000DM001)が使われていた。ストレージの種類は選択したオプションやモデルによって異なる場合がある

 CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」では、Core i7-6700Kとしては標準的なスコアとなった。筆者が使っているATXミドルタワーのデスクトップでは880cbだったので、ほぼ誤差のレベルだと言っていい。筐体が小さくても、パフォーマンスの低下はないようだ。

「CINEBENCH R15」ベンチマーク結果

 だが「PassMark PerformanceTest 8.0」では、CPU性能を表わす「CPU Mark」がミニタワーでCore i7-6700Kを搭載したモデルに比べて若干低くなっている。と言ってもその差は10%にも満たないので、あまり気にする必要はないはずだ。

「PassMark PerformanceTest 8.0」ベンチマーク結果

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」を試してみたところ、256GBのSSDでシーケンシャルリードが1661MB/秒、2TB HDDでシーケンシャルリードが218.7MB/秒だった。SSDはSATA接続のものが平均500MB/秒程度なので、3倍以上も高速というわけだ。HDDも平均(100MB/秒)より速い。

「CrystalDiskMark」による256GB SSD(左)と2TB HDD(右)のアクセス速度計測結果

 総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 8」でも、非常に優れた結果が出ている。ゲームはもちろん、日々の作業にも快適に使えるはずだ。

「PCMark 8」の「Home accelerated」ベンチマーク結果

「PCMark 8」の「Creative accelerated」ベンチマーク結果

「PCMark 8」で計測されたPCのなかでは、上位5%以内の好成績

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