パナソニックは3月3日、聴覚に問題ある人でも聞き取りやすい言葉の使用を啓発する「Talking Aid Project」をスタート。三省堂と共同で「聞き間違えない国語辞典」を開発したと、3月2日に発表した。
障害だけでなく、加齢によって聴覚に問題がある人が増えることは高齢化社会に向けての大きな問題となる。Talking Aid Projectではこのような問題に対し、聞き間違えやすい言葉の言い換えや、言い換えが難しい単語の発音のコツを啓発する。
「聞き間違えない国語辞典」では、三省堂の「スーパー大辞林3.0」の総項目のうち約25万語からAIプログラムを用いて聞き間違えやすい単語約150万組を収録するとともに、言い換えや発音のコツを掲載。聞き間違いやすい語に対しては独自フォントを用いて視覚的に表現している。
iOS版(iOS 9.0以上)、Android版(Android 4.4以上)が公開されており、利用は無料。