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レーザー光源+フィルターレスでメンテがラク

NEC、ViewLightシリーズにレーザー光源採用の液晶プロジェクター2機種を追加

2017年02月27日 11時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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 NECディスプレイソリューションズは2月27日、プロフェッショナル用途を想定したプロジェクター「ViewLight NP-PA803ULJL」および「ViewLight NP-PA653ULJL」を発表、同日より受注を開始した。

「ViewLight NP-PA803ULJL」。画像はオプションレンズ「NP41ZL」装着時

 2製品はViewLightシリーズで初となる液晶のレーザー(個体光源)方式を採用し、LEDパネルの冷却部に密閉循環冷却方式を採用することでフィルターレスとなりメンテフリーを実現。光源推奨交換時間は2万時間(または3年)となっている。

 「ViewLight NP-PA803ULJL」(明るさ8000ルーメン)および「ViewLight NP-PA653ULJL」(明るさ6500ルーメン)はともにWUXGA(1920×1200)解像度の表示に対応。映像入力はHDMI×2、DisplayPort×1、HDBaseT×1、ミニD-Sub15ピン×1。HDMIおよびHDBaseTはHDCP2.2に対応し、HDMIはHDR10、Rec.2020信号入力にも対応する。

 本体はチルトフリーで縦置きも可能。ジャイロセンサーを内蔵しており、本体の設置方向によってOSDが自動回転する。HDBaseTのリピーター機能によりデイジーチェーン接続が可能。最大4K30p入力に対応し、2×2の4面マルチ構成出力も可能。アナログ/デジタル入力を問わずPinPおよびPbyP表示が行なえる。

 レンズはオプションで価格はオープンプライス。8月上旬出荷予定の「ViewLight NP-PA803ULJL」の市場想定価格は税抜120万円前後、5月中旬出荷予定の「ViewLight NP-PA803ULJL」の市場想定価格は110万円前後。

 オプションレンズの市場想定価格は以下の通り。

・NP40ZL(50-500型、投影距離0.8~12.2m):30万円前後(税抜)
・NP41ZL(40-500型、投影距離1.4~32.6m):13万円前後(税抜)
・NP42ZL(50-500型、投影距離3.3~63.3m):30万円前後(税抜)

  ViewLight NP-PA803ULJL ViewLight NP-PA653ULJL
メーカー NECディスプレイソリューションズ
パネル 0.76型MLA付き(アスペクト比16:10)
パネル画素数 1920×1200ライン
光源 レーザーダイオード
明るさ 8000ルーメン 6500ルーメン
コントラスト比 2,500,000:1(ダイナミックコントラストオン時)
画像サイズ 50~500型
色再現性 10bit(約10億7000万色)
最大表示解像度 アナログ:1920×1200
デジタル:4096×2160(アドバンスド・アキュブレンドによる対応)
映像入力 ミニD-Sub15ピン×1、HDMI×2、DisplayPort×1、HDBaseT×1
映像出力 HDBaseT
LAN 100BASE-TX
消費電力 最大798W 最大627W
サイズ/重量 580(W)×494(D)×208(H)mm/約18.2kg(レンズユニット含まず)
出荷開始時期 8月上旬 5月中旬

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