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アウトカメラ頂上決戦! 苦手なシーンで撮影対決! 第3回

ムーディーな照明や薄暗い室内でのスマホカメラの頂点はこれだ!

2017年02月08日 12時00分更新

文● 林 佑樹 編集●スピーディー末岡/ASCII.jp

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暗所もそれなりに強い
LGエレクトロニクス「isai beat」

 任意に切り替え可能な標準レンズと広角レンズがある。標準レンズは1600万画素、F値1.8、OISアリ。広角レンズは800万画素、F値2.4、OISアリ。描写以前に広角レンズで目立っている感があるが、薄暗い場所でもそれなりに活用できる。また、一部でISO値が記録されておらず、どうやら低速シャッター時は記録してくれない仕様のようだ(おそらく1/9以下の場合)。

1/9、F1.8。標準レンズ。人物は明るく出ているが、上着の色は潰れぎみ。一方でジーンズの質感は出ていると、なんとかがんばっている感じ

1/9、F2.4。広角レンズ。低速シャッターになるが、一応撮れる

1/13、F1.8、ISO400。背景の黒さへのカウンターで派手に明るくになっているが、これはこれでアリ

1/13、F2.4、ISO450。BARなどのお店でも耐えそうな描写だ。気を遣って奥に待避してくれた人まで写ってしまう広角っぷりがすごい。シャッター速度は遅くなるので、集合写真は難しいかも

1/25、F1.8、ISO250。どら焼き重点で美味しそうに撮れている

暗所はやや厳しい
ファーウェイ「Mate 9」

 リアカメラは1200万画素、モノクロセンサーは2000万画素で、得られたデータを合成して出力するデュアルカメラ。F値はともにF2.2。カラーセンサーとモノクロセンサーの頑張りで、第1回と第2回でド安定感を見せてきたMate 9だが、第3回では弱点が少し見えてきた印象。デフォルトの測光設定が要因だとは思うのだが、暗所での撮影は少し意識したほうがよりMate 9の良さを活かせるだろう。

1/20、F2.2、ISO500。背景に釣られて、全体的に白んでいる。それでも雰囲気があるのは、さすがか

1/20、F2.2、ISO500。背景が黒を潰さないようにした結果、白んでしまっている。また暖色系の色合いも薄まっているため、雰囲気はあまりない

1/25、F2.2、ISO320。どら焼きはやや暗めで、iPhone 7 Plusほどではないが、気持ち美味しそうとうよりは、気持ち不味そうな感じになった

三脚で固定しないとキツイ
FREETEL「RAIJIN」

 リアカメラは1600万画素、F値2、OISナシ。バッテリー番長端末ながらカメラにも力を入れているというが、OISがないため、今回もISO高めでディティールは消失気味な傾向だった。カメラアプリ側でがんばっている感はあるのため、今後のアップデートに期待か。

1/15、F2、ISO1500。エッジがフワフワしており、状況の記録はそれなりに可能。それ以前に手ぶれとの戦いがツライ

1/20、F2、ISO520。キレイに白色を拾ってしまって暖色系ダウンライトがクール系ダウンライトになってしまっているが、露出設定はかなりよく、この写真だけで比較すると、RAIJINはいい線をいっている

1/20、F2、ISO363。白いテーブルがピンク色多めになっており、またどら焼きも不思議な色合いになってしまった。色被り補正が暴れたのか

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