「OMEN by HP 870 GTX 1080モデル」の性能をベンチマークで探る
今回試したモデルは、CPUにインテルのクアッドコアプロセッサー Core i7-6700K(4GHz/最大4.2GHz)を、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 1080を採用したもの。メモリーは8GB(PC4-1700)で、ストレージは512GB SSD(SATA)を1基と2TBのHDD(7200回転)を2基搭載している。標準のメモリーがシングルチャネルということがやや気になるほかは文句なしのパワフルな構成だ(なお、メモリーは直販サイトのBTOでデュアルチャネルを選ぶことができる)。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。
そこで、いくつかベンチマークを実行してみることにした。まず、Windowsのシステム評価ツールであるWinSAT.exeを実行してみたところ、次のようになった。
WinSATの結果 | |
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プロセッサ | 8.5 |
メモリ | 8.5 |
グラフィックス | 8.9 |
ディスク | 8.15 |
ディスクを除けば、いずれも「8.5」を超えており、非常に高い性能を持っていることがわかる。ストレージ(SSD)はSerial ATA 6Gbps接続というおかげで、「8.15」とやはり高いスコアだ。
「CINEBENCH R15」は、CPUのスコアが「874cb」、OpenGLが「139.32fps」
続いて、「CINEBENCH R15」を試してみたところ、CPUのスコアが「874cb」、OpenGLが「139.32fps」だった。ハイエンド向けのCore i7-6700KやNVIDIA GeForce GTX 1080を搭載しているだけあって、非常に高いスコアだ。
「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」で総合的なパフォーマンスを確認
次に、「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」では、下表のようにスコアが「5294」となった。ゲーミングPCならではの高いスコアで、PCとしての総合的なパフォーマンスが非常に良いことがわかる。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア | |
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HOME Score | 5294 |
Test duration | 32min 03s |
Web Browsing - JunglePin | 0.32064s |
Web Browsing - Amazonia | 0.13318s |
Writing | 3.83533s |
Casual Gaming | 137.54fps |
Video Chat playback 1 v2 Accelerated | 30.01fps |
Video Chat encoding v2 Accelerated | 33.00000ms |
Advanced Photo Editing 1 | 0.11513s |
「CrystalDiskMark」でSSDとHDDのストレージ性能を計測
続いて、「CrystalDiskMark」でSSDとHDDのストレージ性能を計測してみたところ、掲載写真のようになった。いずれもSerial ATA 6Gbps接続なのでNVMe接続の高速なSSDに比べると数値的には落ちるものの、体感上はあまり差は感じなかった。
3DMarkでは「Fire Strike」のスコアが「16894」
次にグラフィックスの性能を見るため3DMARKを試してみたところ、次の結果になった。
3DMarkスコア | |
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Time Spy | 6394 |
Fire Strike | 16894 |
Sky Diver | 34728 |
Cloud Gate | 32365 |
Ice Storm Extreme | 157751 |
Ice Storm | 182843 |
ゲーミングPC向けの「Fire Strike」では「17000」近く、より高性能なPC向けの「Time Spy」でも「6000」を超える結果に。「Fire Strike」で「10000」を大きく超えているので、「OMEN by HP Desktop 870」が負荷の高いゲームも非常に快適にプレイできると期待できる。