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T教授の「戦略的衝動買い」 第413回

手書きした絵や文字を即デジタル化してネットにアップ! ワコム「BAMBOO Slate」を衝動買い!

2017年01月18日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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オシャレな手書きパッド
ワコム「Bamboo Slate Small」

ワイヤレスでスマホとの連携が基本なので同梱物は必要十分な最小限だ

ワイヤレスでスマホとの連携が基本なので同梱物は必要十分な最小限だ

 そんな手書きデバイスの世界で、久し振りにワコムが「Bamboo Slate」というアメリカンな名称の手書きデバイスを発売した。

 Bamboo Slateは、懐かしいCrossPad同様、A4サイズとA5サイズの2つのサイズが用意されていた。そして、またしてもいつもの悪い癖で発売日に衝動買してしまった。

 最近はとみに街中での“総携帯重量”にシビアになってきている筆者が購入したのは、もちろん小さなA5サイズのリーガルパッド用の「Bamboo Slate Small」の方。本体サイズは幅249×奥行き7×高さ186mm)だ。

日常の使用シーンでは本体+メモパッド+ボールペンの3つだけ

日常の使用シーンでは本体+メモパッド+ボールペンの3つだけ

 パッケージを開けると、本体パッドと、ロディアのA5サイズに似た分厚目のメモパッド、充電用のUSBケーブル、ペン、リフィルインクが一本とインクをペンから抜き取るためのツール、スタートガイドと重要事項説明書が出てくる。

 ウェブ上のハードウェアスペックでは、本体パッドの重量は264gとなっているが、当然ながら、使用するためには付属のメモパッド用紙とペンを合わせて携帯する必要がある。

標準付属のメモパッドが分厚くて重量級なので、総携帯重量は実測で432gにもなってしまう

標準付属のメモパッドが分厚くて重量級なので、総携帯重量は実測で432gにもなってしまう

 しめて実際の使用重量は432gとなり、これは牛丼の大盛りをテイクアウトするのとそれほど変わらない重量だ。

従来のプラスティック板そのもののボードとは趣の異なったオシャレな雰囲気

従来のプラスティック板そのもののボードとは趣の異なったオシャレな雰囲気

背面はこの手の商品には珍しいファブリック製でデスクにも手にも優しい

背面はこの手の商品には珍しいファブリック製でデスクにも手にも優しい

 パッド本体は、従来のプラスティックだけのちょっと情けない印象のプロダクトとは異なり、ABS系の本体を表面はシックなビニール系の薄い素材で覆っている。

 背面はファブリック系の素材を用いており、従来のテクノロジー一辺倒の製品からかなりオシャレな方向に振っているイメージだ。

Bamboo Slate SmallではA5サイズ近辺の市販の手帳やリーガルパッドを縦横自由な位置で使用できる

 標準的に付属するロディア系のパッド型メモ用紙以外にも、A5サイズ近辺のリーガルパッドや大学ノートなら問題なく背表紙をスリットに通して使用可能だった。

 さて、それではまずBamboo Slate Smallを充電して、どんなことができるのか早速使ってみよう。

まずは付属のUSBケーブルで充電を開始する

まずは付属のUSBケーブルで充電を開始する

最初の作業は、Bamboo Slateとスマホを同期させるアプリ「Wacom Inkspace App」のインストールだ

最初の作業は、Bamboo Slateとスマホを同期させるアプリ「Wacom Inkspace App」のインストールだ

まずは、アプリを起動し、スマホと電源オンにしたBamboo Slateのボタンを6秒以上長押ししてBluetooth接続する

無事接続が終了すれば、Bamboo Slateに名前を付け、スマホとBamboo Slateの位置関係を選択して終了だ

 Bamboo Slate SmallはBluetooth対応のiOS8以降およびAndroid 4.3以降のスマホやタブレットに対応している。

 各対応機種に「Wacom Inkspace」アプリをインストールすることで、連携処理を実現できる。筆者はiOS版とAndroid版を「iPhone 7 Plus」と「HUAWEI mate9」のそれぞれに導入して実際に両方で使用してみた。

 手書きデータは、連携するスマホやタブレットに記録することに加えて、最近の手書きデバイスでは標準的になっているクラウド連携も標準的にサポートされている。

続いて、ワコムがBamboo Slateのユーザーに無償提供するクラウドサービスである「Inkspace Basic」のIDを取得する

ログインすると、Bamboo Slateに記述した内容はクライアントであるスマホだけではなくクラウド上にも保持され、安心であるとともに、多くの人とデータ共有も可能となる。今後も、クラウドサービスを定常的に使ってみるなら上位サービスの「Inkspace Plus」も3ヵ月はお試し期間で無料だ。1TBのDropbox有償サービスがメインの筆者は、今回は5GBの無償サービスを受けられる「Inkspace Basic」だけを使用した

 一般的なクラウドサービスである「Dropbox」や「Evernote」に加えてワコムの無料クラウドサービスである「Inkspace BASIC」(ストレージ容量:5GB)を無料で利用できる。

 また上位の有料クラウドサービスであるInkspace Plus(ストレージ容量:50GB)を契約すれば、Inkspaceの基本サービスに加え、手書きの文字をリッチテキストに変換するサービスやベクター形式(SVG)でのエクスポート機能を活用できる(Bamboo Slate Small購入者は3ヵ月間無料)。

 Dropboxを1TB年間契約している筆者は、基本的にはクラウドサービスはDropboxだけと決めているので、今回はInkspace BASICの5GBの無料サービスのみを利用することにした。

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