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2016年冬春の最新SIMフリースマホはこうなっている! 第3回

2016年冬に格安SIMとセットで買いたい低価格スマホをレビュー

2016年12月07日 12時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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最安プランにポイント還元10%! ゲームや動画好きにオススメ
DMM mobile

 「DMM mobile」は動画配信やオンラインゲームのほか、FX証券やロボット販売などさまざまなサービスを提供するDMM.comの格安SIMサービス。

 特徴は最安値クラスの料金プランと、利用料金がDMMポイントに10%還元される点だ。毎月DMM.comのサービスを利用しているユーザーや、動画視聴やゲームに毎月課金しているユーザーにはうれしい。

スマホの利用料金が毎月10%もDMMポイントに還元される。ふだんDMM.comを使っているユーザーにはうれしい

 通話対応で通信量3GBのプランを見てみると、ライバル事業者より月額100円ほど安い料金設定になっている。ここからDMMポイントが10%還元されるので、もともとのDMM.com利用者ならかなり安い金額で使えるというわけだ。

 ただし、標準で通話料の割引サービスや通話定額オプションがない点に注意したい。もし通話料を節約したい場合は「楽天でんわ」など、外部の通話割引サービスを利用しよう。

  • ■通話SIMプラン 3GB■
  • 【基本料金】1620円
  • 【通信量】 3GB
  • 【通話料】30秒/20円

 DMM mobileのもうひとつの特徴として、SIM複数枚での契約プランが充実している。8GB~20GBのプランがあり、最大でSIMを3枚まで発行可能。家族で格安スマホに移行する場合や、スマホのほかタブレット用のデータSIMが欲しい場合にも便利だ。

  • 【通話SIM1枚+データSIM最大2枚プラン(8GB)】2680円
  • 【通話SIM2枚+データSIM最大1枚プラン(8GB)】3380円

 取り扱い端末だが、12月発売と最新のミドル~エントリー端末、ASUS「ZenFone 3 Laser」やDSDS(ダブルSIM・ダブルスタンバイ)対応のモトローラ「Moto G4 Plus」など、3万円前後のミドルレンジ端末の種類が多い。もちろん定番の「ZenFone 3」や「HUAWEI P9 lite」なども用意される。

モトローラ「Moto G4 Plus」

「Moto G4 Plus」の主なスペック
メーカー モトローラ
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
CPU Snapdragon 617
1.5GHz×4+1.2GHz×4(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
カメラ アウト16メガ/イン5メガ
バッテリー 3000mAh
対応バンド(LTE) 1/3/5/7/8/19/20/28/40
対応バンド(W-CDMA) 1/2/5/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM microSIM、nanoSIM(DSDS)
無線LAN 11n(2.4/5GHz)
サイズ 76.5×152.9×9.78mm
重量 約147g

ドコモとauのSIMを提供し、コミュニティーも充実
mineo(マイネオ)

 ケイ・オプティコムの「mineo(マイネオ)」は、一般的なSIMフリースマホやドコモの端末で利用できるドコモ網のSIMを提供する「ドコモプラン(Dプラン)」と、多くのauの端末で利用出来るKDDI網のSIMを提供する「auプラン(Aプラン)」の2種類を提供するのが最大の特徴。

 手持ちのドコモまたはauのスマホを使って、お得に格安スマホに移行したいユーザーには注目のサービスだ。家族や複数回線を契約すると、1回線あたり月50円の割引も受けられる。

 料金プランは500MB~10GBまで用意され、通話対応もしくはデータ通信のみを契約できる。今回は3GBプランを紹介。ドコモプランとauプランでは基本料金がやや異なるのに注意したい。

 通話料については、オプションとして通話料金の割引を受けられる「通話定額30」「通話定額60」を用意。さらに、データ容量が消費されず通話料がお得になる050IP電話アプリの「Lala Call」を無料で利用できる(2017年2月から月額100円に価格改訂)。

  • ■データ通信+090音声通話 3GB■
  • 【基本料金】(ドコモプラン:Dプラン)1600円
  • 【基本料金】(auプラン:Aプラン)1410円
  • 【通信量】 3GB
  • 【通話料】30秒/20円

 セット販売の取り扱い端末は「arrows M03」や「ZenFone Go」など、ドコモプランとauプランどちらにも対応しているエントリー帯の製品が中心だ。「arrows M03」には限定カラーのグリーンが用意されている。

「arrows M03」には限定カラーのグリーンを用意

「arrows M03」の主なスペック
メーカー 富士通
ディスプレー 5型液晶
画面解像度 720×1280ドット
CPU Snapdragon 410
1.4GHz×4(クアッドコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
カメラ アウト13.1メガ/イン5メガ
バッテリー 2580mAh
対応バンド(LTE) 1/3/8/19/26
対応バンド(W-CDMA) 1/5/6/8/19
対応周波数(GSM) 850/900/1800/1900MHz
対応SIM nanoSIM
無線LAN 11n(2.4/5GHz)
おサイフ/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ○/×
防水/防塵 IPX5,8/IP6X
サイズ 72×144×7.8mm
重量 約141g

 mineoの強みは、ドコモだけでなくauのスマホも流用しやすい点。高性能なスマホが必要なら、手持ちドコモやauのスマホをそのまま利用できる調べてみると良いだろう。

 mineoはこのほか、自社のコミュニティサイト「マイネ王」を使った情報発信のほか、ユーザー間で情報交換できる掲示板を用意。掲示板の質問に回答してもらった場合、通信量でお礼のチップを送ったり、ユーザー間で通信量を融通しあえる「フリータンク」など、mineoオリジナルのサービスを提供している。

mineoユーザーのコミュニティ「マイネ王」。掲示板では利用者間でのサポートが活発に行なわれている。運営が新サービスの意見を募集することも多い

 格安スマホの不満点である、平日昼間などの通信の混雑を回避する「プレミアムコース」(トライアル受付終了)は2017年2月1日から正式提供を開始。このサービスもマイネ王でユーザーの声を聞きながらテストを継続している。独自サービスを試したい、格安スマホの事業者にもっと意見を言いたい、そんなユーザーにも魅力的なサービスだ。

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