このページの本文へ

クラウド型の分析ツール「ティントリアナリティックス」も投入

ティントリ、新OSでリアルタイムのレプリケーションに対応

2016年11月07日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

11月4日、仮想化専用ストレージを展開するティントリジャパンは最新のTintri OS 4.3に関する発表会を開催。新機能として、筐体間でのリアルタイムなデータミラーや1対Nでのレプリケーションが追加されほか、将来予測が可能なティントリアナリスティックも発表された。

リアルタイムのレプリケーションで堅牢性を強化

 発表会の冒頭、登壇したティントリジャパンの首藤憲治氏はITの利用が確実にクラウドシフトしている市場概況を説明し、ティントリの販売金額自体もすでに4割がクラウドプロバイダーになっている点をアピール。高い拡張性や管理のしやすさ、自動化、VM単位で将来的な予測が可能な点などがクラウドファーストにマッチしていると説明した。こうした中、Tintri VMstoreに搭載されている「Tintri OS」が4.3にバージョンアップされ、堅牢性とアナリスティックの機能に拡張が施されたという。

ティントリジャパンの首藤憲治氏

 従来、ティントリではVM単位でのレプリケーションとスナップショットをサポートしており、最短1分間隔でデータを転送することが可能だ。とはいえ、障害が起こった際はセカンダリーのVMstoreでリカバリ処理を行なった後、vSphereからVMを起動してサービスを再開するため、サービス再開まで時間がかかっていた。

 今回、Tintri OS 4.3で搭載された「Synchronous Replication」(以下、SyncRep)ではTintri VMstoreの筐体間でリアルタイムのデータミラーを実現する。プライマリのVMstoreの更新データをリアルタイムにセカンダリーとなるVMstoreに転送し、障害時にはゼロダウンタイムでの透過的な切り替えが可能。ESXiからは仮想IPアドレスにマウントするだけで利用できるほか、VM単位でSyncRepを実装するかどうかのポリシーを設定できるという。

Tintri OS 4.3で搭載された「Synchronous Reprication」

 なお、SyncRepを利用するためにはTintri Global Centerによる構成と管理が必要で、対象となるTintri VMstoreはデータセンター内および100km圏内での10GbE接続が推奨される。Tintri Replicationのライセンスのみで利用可能。今回発表された4.3ではVMwareのみ対応し、以降のバージョンでマルチハイパーバイザーに対応する予定。

 また、新たに「1-to-Many Replication」がサポートされ、Tintri OS 4.3以降は1対Nのレプリケーションが可能になった。最大4台のVMstoreまで指定が可能で、複数サイトでのDRに対応する。

1対Nのレプリケーションが可能な1-to-Many Replication

サポート用のビッグデータをユーザーにも開放

 Tintri VMstoreの診断データを分析するクラウド型アプリケーションである「ティントリアナリティックス」も新たに発表された。従来、同社の「AutoSupport」のために6年間収集してきたグローバル約2000台のTintri VMstoreのデータをユーザーに開放。過去3年間の実データを集約し、最長18ヶ月の将来予測を的確に行なえるという。

クラウド型の「ティントリアナリティックス」

 英語版のみ提供され、AutoSupportを有効化しているTintri VMstoreが対象。既存のすべてのVMstoreとOSで利用できる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

  2. 2位

    ITトピック

    「AI導入で人員を減らしても収益は増えない」その理由/「専任情シス不在」中小企業の3社に2社/ユーザーアカウント流出が加速、ほか

  3. 3位

    エンタープライズ

    基盤も古いし、コードも酷い! そんなクエストにGitHub Copilotで試行錯誤しまくった「みんな」こそ最高

  4. 4位

    Team Leaders

    Power AutomateでSharePoint APIを使う ― SPOリストを自動作成するフローを作ろう

  5. 5位

    sponsored

    完全自動運転の実現へ、チューリングが開発基盤にGMO GPUクラウドを選んだ理由

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    日本の自治体がみんな使っている「ManageEngine」 IT運用のすべての課題解決を目指す

  7. 7位

    クラウド

    「すでに開発コードの4分の3はAI生成」 Google Cloud CEO、エージェント時代の戦略を語る

  8. 8位

    ソフトウェア・仮想化

    AIエージェントを野放しにしない ― ServiceNowは“AI司令塔”で自律とガバナンスを両立

  9. 9位

    ビジネス・開発

    「粗悪記事」「ゼロクリック」「搾取」からクリエイターをどう守るか? AIに強いnoteが挑む創作エコシステム

  10. 10位

    TECH

    「蟻の一穴」となるリモートアクセスVPNの脆弱性 ZTNA/SASEはなぜ必要か?

集計期間:
2026年05月12日~2026年05月18日
  • 角川アスキー総合研究所