各社から360度カメラが登場している。VR需要もあるが、アクションカムのようにアクティブな使い方ができるのも魅力のひとつといえるだろう。
360度カメラを見てみると、価格差は性能や機能から生まれていることが多く、用途から逆算できれば、選択はしやすいが、そうでもない場合は迷いやすい。そこで今回は実勢価格3万~3万5000円と、360度カメラとしては比較的低価格ながら、撮影に必要なアイテムがいくつも付属しているエレコム「ACAM-VRD01BK」をチェックしてみよう。
カメラ本体はよくある仕様
ACAM-VRD01BKは、360度カメラでは定番のスタイルであるデュアルカメラ仕様となっている。
サイズは幅60×奥行き50.2×高さ48.4mm、重量約100gと小型の三脚にセットしやく、またその辺に置いたりしやすいと、手持ちで撮影するケースの少ない360度カメラの流れに合わせているため、運搬にしても、使用するにしても困ることはないだろう。
本体を見ると、上部に操作ボタンと液晶パネルが用意されている。後述するように専用アプリで操作も可能だが、スタンドアロンで撮影や録画を実行も可能だ。
ボタンには電源ボタン、Wi-Fiボタン、シャッターボタンの3つがあり、電源ボタンで動画モードと静止モードを切り換え、Wi-Fiボタンを短押しでWi-Fiオン、長押しで設定表示といったシンプルな操作体系だ。
また、側面にはmicroSDHCカードスロット(最大32GB)と充電用のmicroUSB端子がある。録画可能時間はカタログスペックによると、最大60分。なおmicroSDカードについては、64GBまでの認識を確認している。
録画/撮影性能を見てみると、約500万画素CMOSセンサー×2を搭載して、水平・垂直360度を撮影する。
動画の撮影解像度は1920×960ドット、フレームレート30fps、保存形式はMOV、ビットレートは最大12Mbps。静止画の場合は、3008×1504ドットでJPEGの設定のみだ。
付属品がとにかく多い
さて、360度カメラを使用するとき、なにかと小物も必要になるが、本製品には、ハンドルマウントと自撮り棒、三脚、バンドマウント、粘着マウントが付属しており、大半の撮影シーンに対応することができる。
これらのアイテムを揃えると、本体プラスアルファの価格はぐぐっと高くなるため、なかなかお得なパッケージだ。
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