Bluetoothでお手軽セットアップ
まずはセットアップ。スマホや携帯音楽プレーヤーとペアリングするだけなので手順はシンプル。まず、スマホや携帯音楽プレーヤーでBluetooth機器の検索を開始したら、PHC-SP1シリーズの電源ボタンをオンに。
なお、PHC-SP1シリーズの登録時にパスキーの入力画面が現れた場合は「0000」を入力すればオーケー。地味にうれしいのが、電源のオン時に「パワーオン」、オフ時に「パワーオフ」、ペアリング時に「ペアリング」、スマホとつながれば「コネクテッド」と音声案内があること。ビープ音のみの製品だと、電源のオン/オフなど、動作状況がイマイチ分からなくなり、LEDが点灯しているか再確認したりといった手間が発生することも。本製品はその心配がない。
耳かけ部分の軽い装着感が快適!
PHC-SP1シリーズの耳かけ部分はシリコン素材で柔軟性があり、硬質な素材を用いた製品より耳にかけやすく感じる。しかしフィット感はしっかりとしていて、試しに頭を左右上下に激しく振ってみても、グラつきは皆無。限界値を探ろうと相当激しくヘッドバンキングしたつもりだが、むしろ頭が痛くなってこちらが限界に。
ワイヤレス駆動用の内蔵リチウムポリマー電池が格納されているため、本体は他のワイヤレスイヤホンと同様少し大きく見えるが、全体重量はたった20gと軽く、運動時の振動でイヤホンがずれるといったこともなかった。
また耳かけ部分が柔らかいシリコンなので、眼鏡をかけていても負担になりにくい点もグッド。素材にかかわらず堅ければ耳が痛くなるし、めがねのつるの部分とぶつかってカチャカチャと耳障りだが、本製品にその心配はない。
左右のイヤホンをつなぐケーブルは、クリップでTシャツの首回りなどに固定することもできる。開閉するタイプではないので、衣服をクリップの隙間に滑り込ませるようにしよう。ただ、見えない後ろ首近くは少し装着しにくいので、入館証や社員証ケースでよくある、一度開いてから衣服を挟み込むようなタイプだとありがたかった。
曲の操作は、右側イヤホン本体近くに備えられているコントローラーで行なう。ボタンは計3つだが、ひと通りの操作ができる設計。コントローラー上下がボリュームボタンで、1回押せば音量調節、1秒の長押しで前後の曲へスキップできる。中心にある電源ボタンは、1秒の長押しで電源のオン/オフだが、短く1回押せば、曲の再生/停止ができる。
なお、Bluetooth特有のホワイトノイズはあるものの、再生中はさほど気にならない。基本的に連続再生であり、運動時間、つまりリスニング時間も30分程度。利便性とコスパを考えれば、個人的には許容範囲に思える。音は途切れたり、大きな雑音が入ったりすることはなく、安定していた。
高コスパのスポーツ用イヤホンが欲しいなら
まず、スポーツ利用を前提に、IP54準拠の防塵・防水性能、軽い装着感を実現しながら、直販価格4946円という高コスパが大きな魅力。
音質については、どちらかというと低音重視で丸みがあるサウンド。ボーカルの歌声がハッキリ聞こえるので、メロディーラインを追いかけやすく、J-POPとよく合う印象だ。エレキギターやベース、ドラムなどの演奏は若干埋もれるが、運動中のBGMとして聞くので、メロディーラインがハッキリしているほうがありがたい、というかノリやすいので、この点は満足させてくれる。
健康作りや来年の夏に向けたダイエットなどを始めるに際して、運動中に音楽を聴くなら検討したい製品だ。
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