動画変換ソフトの「スーパーメディア変換!」は、10月21日にリリース予定の新バージョンにて、360度動画を各種VRデバイスに対応した形式に変換する機能を搭載すると発表した。これにより、RICOH THETA Sなどの360度カメラで撮った動画であれ、YouTubeの360度動画であれ、VRデバイスに取り込んで視聴することができるようになる。
VR元年の今年、さまざまなVRヘッドマウントディスプレー(HMD)が登場する中で、360度動画は現状VRデバイス間の汎用性が低く、360度動画をVRデバイスに取り込むには、各社のデバイスにあわせてファイル名を変えたりする必要がある場合などが多い。
スーパーメディア変換!の新バージョンはそういった点を解消する。RICOH THETA S、Gear360、LG360、insta360、Google Jumpなどで撮った360度動画や、YouTube上の360度動画を、HTC Vive、Gear VR、Oculus RiftなどのVRHMDが対応する形式に変換し、取り込みを可能とした。
デバイスさえ指定すれば、動画形式の変換が行なえるとのこと。また、複数の動画ファイルを一斉に変換することも可能だ。
現在、HTC Vive、Gear VR、Oculus Riftの3つのVRHMDに対応しているが、今後、PlayStation VRなど、より多くのVRデバイスに対応する予定とのこと。
また、動画変換機能以外にも、今回の新バージョンでは、360度動画の再生機能が搭載され、今後更新する予定のバージョンでは、VR動画の編集機能も搭載する予定だ。
なお、今回のバージョンアップは、現在このソフトを持っているユーザーも無料で更新することができる。