東京ゲームショウ2016レポート 第26回
VR空間を足で自由に移動!DMMにバイオ7と超ヤバいゲームを体験
東京ゲームショウで見つけたVRハード&ソフト体験をまとめてレビュー
2016年09月19日 14時00分更新
VR空間を足で自由に移動!快適に空も飛べる
円盤型のフットコントローラー「3DRudder」を体験。本製品は足を使って前に倒すと前進、後ろでバック、回転させると旋回し、右足のつま先を上げて上昇、左足のつま先を上げて下降と、自由にVR空間を移動できるデバイス。接続はUSBケーブルで、PCとだけでなくスマホに接続してGearVRなどでも利用できるという。
デモコンテンツでは動かない人をかわし、積み上げられた箱にぶつかって倒したりが可能。デモ体験にはHTC Viveを使っており、VRコントローラーでマップに置いてある刀をつかみ、空中を飛び回りながら、箱をたたき落としていったのだが、これが慣れるとSFの世界の乗り物で自由に空中を飛び回っているような爽快感を覚えた。
本製品は配送に2ヵ月ほどかかるようだが、公式サイトで179ドルで購入できるとのこと。まだこれからソフトウェアのバージョンアップも予定しており、PCのマウス操作などを割り当てるようにもなるという。VRゲームでのコントローラーだけという訳でもなく、手が不自由な人の操作デバイスなどの用途にも使えるとのこと。入力の割り当てが可能ということは、対応ゲームがなくても、自分の工夫次第でいろんな操作の補助としても使えそう。そう考えると日本円で2万円ほどというのは、決して高過ぎるとも言えないだろう。
クリーク・アンド・リバー社のブースでは、中国での発売が開始されたAndroidをベースとしたOSを搭載するスタンドアローン型のVRHMD「IDEALENS K2」が展示されていた。本製品は解像度が1200×1080ドット×2、視野角120度のディスプレーを搭載。CPUはモバイル向けプロセッサー「Exynos 7420m」、GPUが「Mali-T760 MP8」。メモリーが3GB、ストレージが32GB eMMC。通信機能がIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0。
コンテンツ次第だが、充電してから約2.5~6時間駆動を可能とする。上部のヘッドバンドは一見固そうだが柔らかく、前後に開いてそのまま被るだけと、とてもラクちんで、個人的には他のVRHMDよりも最も着け心地が良かった。映像はGearVRより若干上な印象で、視野角は数値通りかなり広め。中国ではスタンドアローン型のVRHMDとしてのシェアをだいぶ獲得しそうという期待の製品。他のVRHMDにも言えることだが、日本で注目されるキラーコンテンツ対応によっては、化けるかもしれないダークホースだ。
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