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東京ゲームショウ2016レポート 第26回

VR空間を足で自由に移動!DMMにバイオ7と超ヤバいゲームを体験

東京ゲームショウで見つけたVRハード&ソフト体験をまとめてレビュー

2016年09月19日 14時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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操作がおもしろいVRゲームも多数出展されていた

 トイディアではOculus Rift用のVRコントローラー「Oculus touch」を使った、VRアクションゲーム「ドラゴンアーチャー」を体験。左手のトリガーを押すと矢をつがい、右手のトリガーを押しながら弓を引き、トリガーを離して矢を発射。弓を引いたままにしていると、最大3段階ためることができ、強力な攻撃が可能。ボスはこの最大攻撃でのみダメージが与えられる。ボスは複数炎を吐いてくるが、この攻撃は矢で相殺可能だ。隙をついて、最大攻撃をボスに当て続けて倒すとゲームクリアーだ。

短い期間で作成したため、まだまだ改良の余地があるとのことだったが、シンプルでおもしろかった

 使用しているマシンはマウスコンピューターのG-Tuneで、スペックはCorei7-6700にGeForce GTX980という高性能機。遅延もなく、エフェクトの表現も滑らかで快適に楽しめた。

 DMM GAMESでは「刀剣乱舞-ONLINE-」のVRデモ「刀剣乱舞-ONLINE- 三日月宗近Ver.」が体験できた。本丸が再現された和室でHTC Viveを被ると、そこはバーチャルで描かれた日本庭園。ゲームの雰囲気を崩すこのない色使いで、割と鮮明な映像の中、リアルな動きの三毛猫が登場。そこへ、さらに三日月宗近が現れる。細部まで描かれた人物3Dモデルは、傍に近寄ってくることで、確かな実在感を感じる。あくまでデモとのことだったが、VRで視聴する際の違和感のないキャラクターのつくり込みはお見事。今後、ゲームのVR化を行なうかもわからないが、同社の豊富で人気コンテンツがVR化されることの期待感が高まった。

和の雰囲気に思わず正座

 HTCブースのauコーナーでは、次世代マルチコミュニケーション「Linked-door」の体験が行なえた。本作はアバターを使ってVR空間で、他のプレイヤーとコミュニケーションが取れるというもの。海で犬と戯れたり、バーでダーツをしながらコップを傾けて乾杯したりと、実在の人が動かすアバターと一緒に楽しめる。

グリーンバックを背景に、クロマキー撮影を使ってコンテンツ上にプレイヤーを表示させる体験も行なわれた

 最後にはセガのコラボで名作ダンスゲーム「スペースチャンネル5」のうららが登場。ダンスを踊るうららを、両手のコントローラーを振って応援する。懐かしのゲームの世界が360度で体験できるのは、結構感動する。他の懐かしいゲームの世界も再現して欲しいものだ。

HTC Viveを一緒に被ったオペレーターの指示を受けながらコンテンツを進行する。このシステムを使えば、VR上での大型イベントなども行なえそうだ

 スマホMMORPGでおなじみのアソビモは、東京ゲームショウに2つのVRデモを展示。そのうちのひとつ、フェアリーランドVRを体験。モーションコントローラーの「Leap Motion」をOculus Riftの前面に付け、手の動きだけでキャラクターの移動、攻撃を行なう。

コントローラーを持つことなく、キャラクターを操作するのは、新感覚でおもしろい

 右手を握ると剣をつかみ、振って攻撃。左手は握ると盾をつかみ、攻撃を防げる。両手を前に突き出すと魔法攻撃となる。手に何も持っていないため、触覚フィードバックがないのが残念なところだ。「Leap Motion」はインディーズのVRイベントでもかなり使われているが、未だコンシューマーでの実装が行なわれていないのが実情。今後、モーションコントロールも搭載したVRHMDや手軽に設置できる周辺機器が出てくることに期待したい。

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