ReCore、Forza Hrizon 3、デッドライジング4の魅力を開発者が語る!
ReCoreの稲船氏も登壇、Xboxの新作の魅力を紹介「Xbox Showcase」開催
日本マイクロソフトは9月12日、プレスセッション「Xbox Showcase」を開催し、Xbox OneおよびWindows 10搭載パソコン向けのゲームタイトルを紹介した。
Xbox Showcaseでは、まず日本マイクロソフト 執行役員 常務 コンシューマー&パートナーグループ担当の高橋 美波氏が登壇。「現在、世界中の数億台がWindos 10で駆動しており、クロスデバイスでWindows 10を介して様々な機能を体感できます。そのクロスデバイスで様々な楽しみ方ができるのがゲームです。Xbox Play Anywhereを通じて自宅ではXbox Oneやデスクトップパソコンで、外出先ではゲーミングノートパソコンでゲームを楽しむことができます。また、ユーザー同士でXbox Liveのオンライン上でつながって大会などを開催できる環境を作るなど、新しい価値体系を作っていきたいと思っています」と挨拶した。
「人類の未来を示したかった」と語る
comceptの稲船 敬二氏の最新作「ReCore」
続いて、comceptの稲船 敬二氏が登壇し、最新作「ReCore」を紹介した。稲船氏は「ReCoreは、3年前くらい前から自分たちが作りたいゲームを作ろうということで、アメリカのアマチュアという会社のメンバーと始めたのがきっかけです。どこで開発するかを決めずに初めて、そのあとでマイクロソフトの人たちにプレゼンしました」と説明。コンセプトについて「人類の未来を示したかったんです。人類の未来を想像していくともしかしたら崩壊してしまう可能性があるのではないかと思い、そうなったときに人類はどうするかと考えました」とコメントした。
また、ReCoreについて「1人になってしまった仲間のいない状況の中で、登場する仲間も敵もロボットなんです。仲間のロボットも、はじめはどういうロボットかわからない中、ロボットたちと意思疎通しながら戦っていくゲームとなっています。単純なシューティングではなく、ロボットなどをパワーアップさせて自分にあった仲間を作り上げていくRPG的な要素もありつつ、飛んだり跳ねたり飛び移ったりしながら戦っていくアクションアドベンチャーです」と述べた。
そのほか、ReCoreというタイトルにも含まれる“Core”が重要になってくるとのこと。Core自身に性格やパーソナリティーが入っており、各ロボットのフレームに性格はなく、フレームにCoreをはめ込むことで性格がでるのだという。
世界のための世界のゲームをつくる
西洋と東洋の融合
稲船氏がReCore作るうえで重要視したのが、“西洋と東洋の融合”。お互いのいいところを組み合わせて作ることで、世界のための世界のゲームを目指したという。稲船氏は「日本人が作るとアートデザインにならないんです。アニメっぽくならないようバランスを話し合いました」と説明した。
最後に「好きなものを作りたいということで、ロボットというロマンを詰め込みました。ReCoreは、人類を生き残らせようとする話です。何かが狂ってしまい、最後に力になるのは結局人間の力(ロボット)なのですが、それは仲間にもなるし脅威にもなる。こういう未来にはなってほしくないという思いも込めて作りました。苦労はしましたが、アクションも多彩に作っているので、アクションとしても面白く作れて、楽しめる作品に仕上がっていると思っています」とコメントした。ReCoreは9月15日に発売予定。
ボリュームは前作の2倍! マップの規模だけでなく多様性にも注目
「Forza Horizon 3」
続いてMicrosoft Global Product Manager-Forza FranchiseのChris Bishop氏が登壇し、「Forza Horizon 3」を紹介。Forza Horizon 3は、前作「Forza Horizon 2」と比べボリュームは2倍になっている。
本作の舞台はオーストラリアで、雄大な自然が魅力だ。車種は前作より150種増え350種類になったほか、キャンペーンモードも100時間近くプレーできる。Chris Bishop氏は「ボリュームというのは、規模だけでなく多様性もアップしているんです」と本作の魅力をアピールした。Forza Horizon 3は9月29日に発売予定。
初代「デッドライジング」のフランクが再び主人公に!
EXOスーツでゾンビをなぎ倒す「デッドライジング4」
さらに、カプコンUSAのJon Airhart氏が登壇し、「デッドライジング」シリーズ最新作「デッドライジング4」についての魅力を語った。
Jon Airhart氏は、本作の見どころの1つとして初代デッドライジングのフランク・ウェストが主人公として登場する点を挙げた。デッドライジングの魅力である周りの物をなんでも武器にできる点や、コンボ武器も引き続き登場するとのこと。
また、本作の新要素の1つとして「EXOスーツ」を紹介。EXOスーツは、一時的にしか装備できないが、重いものを持ち上げたり、速く走ったりできる。装着時は、ゾンビにつかまれることもなく、専用のフィニッシングムーブもあるとのことだ。
そのほか、フランク・ウェストはフォトジャーナリストなので、カメラも活躍する。ゾンビをカメラで撮影して経験値がもらえるだけでなく、暗い場所で暗視スコープの役割を担ったり、隠れたアイテムを見つける際にも使用することになる。さらに、シリーズ初となる日本語のボイスの収録も注目ポイントだ。デッドライジング4は12月8日に発売予定。
Xbox One Sの発売日は2016年内のまま、詳細は未定
最後に、再び高橋 美波氏が登壇し、2016年内に発売が予定されている「Xbox One S」や、「Project Scorpio」(関連記事)を紹介。また、インディーズゲームのためのプログラム「ID@Xbox」では、すでに全世界で約300タイトルを投入しており、約1000タイトルが開発途中だという。日本でも約100社に開発機材を投入し、10タイトルほどリリースしている。今後も世界中のクリエイターをつないでゲームを投入していきたいとのことだ。
質疑応答では、Xbox One Sの発売日についてが挙がったが、現状は2016年内発売のままで、今後改めて発表予定とのこと。今後の発表に期待したい。
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