入力しやすく気持ちのいいキーボード
キーボードは、ごく一部の特殊キーを除きフルピッチのアイソレーションタイプであるため、ゆったりと打鍵できる。キー自体に特別な設計はないようだが、適度なクリック感があり打っていて気持ちいいのはうれしい。
ただタッチパッドはデザイン優先のためかややボタン操作がしにくいのが残念。しかし、WoTをはじめPCゲームの操作はキーボード+マウスという組み合わせが一般的(タッチパッドで操作すると、ほぼ必ず対戦相手に負けるはずなので注意)なので、電車の中でちょっと使うという特殊な場合以外ではあまり気にならない部分ではある。
2基の内蔵ファンでガッツリと冷やす、徹底した冷却設計に注目
ゲーミングノートは薄型設計にすると冷却設計が難しくなる。冷却性能に難があるノートPCは、過熱が原因で性能が落ちる心配もあるのだ。しかしその点「OMEN by HP 15」は2基のファンでガッツリと冷やす設計となっており、安心して遊べる。ファンの音はそれなりに聞こえるが、長時間ゲームに没頭していてもパームレストまで“アツアツ”になる心配はない。せいぜい温かくなる程度なので、その冷却性能に驚かされるはずだ。
以下の写真は、「3DMark」のストレステストを「OMEN by HP 15」で30分連続運転させた際の温度分布を、サーモグラフィーカメラ「FLIR ONE」で撮影してみたものだ。右パームレストが若干温かくなる程度で、熱はCPUやGPUのある右側と排気口のある背面に集中していることがわかる。
キーボード+マウスでPCゲームを操作する際は、ほとんどのユーザーがキーボード左側にある「W」「A」「S」「D」キーやCtrlキー、ファンクションキー以外触る機会は少ないはず。その点を考えても、「OMEN by HP 15」の冷却性能がゲーマーを意識したものであることがわかるはずだ。