このページの本文へ

「RPGツクール2」のセーブデータから名作を発掘

未知の超大作ゲームで遊べるかも!?ツクール会に潜入してきた

2016年08月16日 16時00分更新

文● モトカワ 編集●吉田ヒロ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 スーパーファミコンソフトの「RPGツクール2」ってご存じですか?1996年に発売された、オリジナルのRPGゲームが自分で作れてしまうソフトです。この「RPGツクール2」の中古ソフトを全国各地から買い集め、セーブデータに記録されたゲームをプレイする「ツクール会」なるものが愛知県某所で開催されると聞き、潜入してきました!

こんなの見たことない、ツクールソフトの山。ソフト総数およそ250本!

 今回は全国各地から買い集められた「RPGツクール」「RPGツクール2」のほか、「サウンドノベルツクール」、シューティングゲーム作成ソフト「デザエモン」など、およそ250本のソフトが集結。こんなにひとつシリーズのソフトが大量に積まれているのって見たことないです。

 経年劣化によりデータが飛んでしまっていたり、中古ゲームショップに売られる前にデータが初期化されていたり、作成途中のデータほとんどで、完成した作品に出会うのは難しいそうですが、今回の第5回ツクール会では多数の名作を発掘!その一部をご紹介しますね。

RPGゲーム作成ソフト「RPGツクール2」

RPGツクール2

 ツクール会のメインとなるのは、1996年にスーパーファミコン対応ソフトとして発売された「RPGツクール2」。フィールドやダンジョン、イベントの作成など細部にわたって設定が可能な一方、限られた容量の中でいかに作り込むことができるか……というところも良作を作るための勝負どころ。

こういうの、RPGの序盤で教えてくれる人、いるいる。最初の城でステータスの効果が説明される初心者にも優しい設計で作り込まれてる作品っていいですよね

 ツクール会ベテラン参加者の方によると、中古ツクールで作成された作品のチェックポイントはいくつかあるそうで、

  • マップの設定がされている
  • 城や町のオブジェクトに入ることができる/出ることができる
  • 王城内のオブジェクトが初期配置ではない

ことがまずはチェックすべき作り込みポイントのひとつ。さらに上級者になると、

  • 扉の開閉の設定がされている
  • イベントの後、そのイベントの内容に沿ってNPCのセリフが変わっている
  • 背景のみを動かして見せる(回想などのイベントシーンの演出)

などなど、「見せたい演出のために、限りある機能をどう効果的に使っているか」という、ツクールテクニックを駆使して作品づくりをしていることも。その中でも、特に作り込みの素晴らしかった作品を一部ご紹介します。

作品1:広島っぽい舞台感を漂わせる、組同士の抗争を描くハードボイルドRPG

素材が西洋ファンタジー風だからといっても、物語の可能性は無限大

作品2:砂漠化する世界とモンスターの凶暴化に晒される異世界に召喚された女の子・「ちえ」の物語

物語の壮大さを感じさせるプロローグ。大事なことです

作品3:本の世界に入って冒険する、全8章にわたる正当派大作RPG

こちらはソフトそのものではなく、外部記録用のメモリーパックにセーブされていた作品。メモリーパックの中に入っている作品は、作り手の本気度が高い作品が多いそう

シューティングゲーム作成ソフト「デザエモン」

シューティングゲーム作成ソフト「デザエモン」

 縦スクロールシューティングゲームを自作できる、1994年発売のスーパーファミコン対応ソフト。 タイトルロゴのデザインのほか、自機や敵機、パワーアップアイテムなどのドットデザインが可能。

 当日発掘された作品をいくつかご紹介させていただきます。

作品1:おしゃれセーターを着た人が空を飛び回り敵を撃墜する作品

自機のデザインといいスタイルといい、当時の最先端感あります

作品2:おでん屋台からおじさん(敵)が出てくる独創的シューティング

おじさんかわいい

作品3:ゲームデータは登録がなかったものの、エディット画面から美少女のグラフィックを発掘した作品

ここから下は見せられないよ!

作品4:ロゴめっちゃかっこいい作品

こんなにかっこよく自己中って言われたら受け容れるしかない

作品5:あかんやつ

※諸事情によりゲーム画面をお見せするのが非常に危険なため、タイトルロゴのみ掲載させていただきます。お察しいただきつつご了承ください

 ツクール会関係者によると、1995年発売のスーパーファミコンソフト「RPGツクール SUPER DANTE」はソフトに内蔵された電池の寿命が切れる時期にさしかかっており、セーブデータが残っている率が極端に低くなっているとのこと。 まだ見ぬ名作が、電池切れで完全に失われてしまう前に発掘されることを願ってやみません。

 今回レポートした第5回の様子を含め、これまでのツクール会の様子は、ニコニコ動画の「ツクール会」コミュニティーより閲覧が可能です。もしかしたら、かつて自分が作ったゲームが発掘されているかも……。

 さらに、第6回開催が8月21日(日)に決定!会場は東京・東銀座にあるドワンゴのセミナールームです。名作発掘の現場に居合わせることができるかもしれません。参加人数50名なので気になる方はお急ぎください!当日の様子はニコ生でも配信されるので、現場に居合わせられなくても要チェックです。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ