「au WALLET Market」開始から1年
取り扱い点数を20万点に増やしていく
auが昨年からスタートした通販サービス「au WALLET Market」が、今月で1周年を迎える。auショップ店頭とオンラインショップで、auが厳選した「ちょっと良い物」を購入できるサービスで、とくに店頭ではショップ店員による接客もあることで、おもにシニア層の利用者が多かったという。
リアル店舗は2500店を越え、オンラインショップも取り扱い商品が増えたことで、サービスの利用者は350万件を突破し、売り上げは約2倍になったという。また、これまで利用者の比率がネット7割、店舗3割だったのが、現在はそれぞれ5割になり、バランスよく利用されているようだ。ネットは主にITリテラシーが高い30~50代が利用し、店舗はあまりネットをしない層に利用されているとのこと。
取り扱い商品も人気なのはウォーターサーバーや米、加工食品などの定番品。持ち運びをするには重たいものでも、デリバリーしてもらえるので気軽に購入できる点が支持されているようだ。ただ、ネックなのはラインナップ。現在は8000点と、ショッピングサービスにしては若干少ないが、秋まで20万点に引き上げるという。また現在の物流システムも“コーヒーを頼んだだけで数日かかってしまう”という現状を改善していくとのこと。
auが狙う、「通信事業からライフデザイン企業への変革」はau WALLET Marketの成長にかかっているといえるだろう。