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myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画 第2期」 第14回

おそ松さんが約500サークル/グラブル・あんスタ・ガルパン・Fateが拡大

コミケ90の二次創作人気を調査&次回サークル数増減予想

2016年08月08日 17時00分更新

文● myrmecoleon 編集●村山剛史/ASCII.jp

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 この連載では、独自に収集したデータを使って、みんな知ってるようで知らないニコニコ動画やpixivの現在を紹介していきます。連載一覧→第2期第1期

コミックマーケット90(夏コミ)の二次創作人気、そして次回のサークル数増減予想をまとめました

筆者紹介:myrmecoleon

 趣味で同人誌やニコニコ動画関連の研究をしてる人。コミケ・ニコニコ動画・pixiv・deviantARTなどの調査を行ない、『ニコニコ統計データハンドブック2016』など同人誌としてコミケで頒布。2014年に自身の企画で「次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展」を開催。元明治大学米沢嘉博記念図書館スタッフでニコニコ学会β実行委員。
 Twitterアカウントは@myrmecoleon。関わった著作に『進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来』(イースト・プレス刊)など。画像は筆者を擬人化?して描いてもらったキャラ「ありらいおん子」。男の娘。

コミックマーケット90は 8月12日から14日の三日間開催

 2016年8月12日(金)から14日(日)にかけて、東京お台場の東京ビッグサイトにおいて同人誌即売会「コミックマーケット90」が開催されます。

 第二期第10回では「コミックマーケット89」に関しての記事を書きました。今回はコミックマーケット90の人気の動向と、人気作品のpixivでの動きをみていきます。

 これまでの回でも説明した通り、コミックマーケットではジャンルコードという仕組みがあり、これを目安にどういった分野のサークルがどれくらい参加しているかを調べることができます。今回の参加サークルの比率はグラフ1の通り。今回も大きくは変わりませんが、創作と男性向が増、マンガ初出のジャンルが減っています。

公開されているコミックマーケットWebカタログ・DVDカタログのジャンルコード情報を参考に、いくつかに区分けしたコミックマーケット90のサークル数の比率

 この連載では特にコミケの6~7割を占める二次創作サークルについて注目し、作品ごとのサークル数をカウントしています。数え方については以前の記事で細かく説明しましたのでそちらをご確認ください(第1期第39回の囲みコラム「サークルの数え方」参照)。

 今回のコミックマーケット90のサークル参加申し込みは、郵送が1月4日から2月10日、オンラインが1月28日から2月9日まででした。このため今回のデータは“2016年1~2月頃にコミックマーケット90に申し込んだ同人サークルがどのような作品に関する同人作品の頒布を予定していたか”が反映されている数字となります。

 現在のものではありませんし、あくまでコミックマーケット内での参加の規模を見ているものです。コミックマーケットは比較的参加者の年代が高いこと、開催地の関係で関東圏の参加者の割合が多いこと、海外のサークルは参加しにくいなどの偏りがあり、同人サークル全体の傾向を示すものでもありません。

 上記のような事情もありますが、コミックマーケットは最大の同人誌即売会であることから、一定の参考になると評価してご紹介しています。これらをふまえてご覧ください。

コミックマーケット90におけるホール別ジャンル配置(公式サイトより)

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