Windows 10 Mobileは大きいほうがいい!
スマホ好きもウットリ、6型の「MADOSMA Q601」には弱点がない
金属フレームのスリムデザインに、大容量バッテリーを搭載
MADOSMA Q601を手にして驚かされるのは、6型大画面のわりに縁がスリムでスマートな形状である点だ。通話時など片手持ちが必要なシーンでもしっかりと握りやすい。
強化ガラス「Gorilla Glass 3」を採用し、アルミ製の金属フレームでカバー。見た目に高級感があるのはもちろん、持ったときの質感や剛性感も高い。またJDI製のフルHD液晶は、同じくフルHD液晶を搭載するSIMフリースマホと比べても黒の締まりと発色のバランスが良く、斜めから見たときの色や明るさの変化を最小限に抑える。写真や動画を楽しむのにはうってつけのディスプレーだ。
薄さ7.9mmのボディーに大容量3900mAhバッテリーを搭載。Windows 10 Mobileスマホは動作時の消費電力が少ない傾向があり、実際に外で8時間ほどSNSやブラウザー、メールなどを利用してみたが、バッテリーの減りはわずか28%だった。プライベートでもビジネス利用でも、このバッテリー持ちの良さは魅力的だ。
慣れ親しんだWindows環境を、スマホでも
Windows 10 Mobileでは、Windows 10のスタートメニューのようなタイルデザインの画面に、Officeなど見慣れたアプリのアイコンが表示される。搭載されているブラウザーは「Microsoft Edge」で、メーラーは「Outlookメール」「Office Mobile(Word、Excel、PowerPoint)」や「Skype」など、Windows 10で使い慣れたアプリがプリインストールされている。操作方法はWindows 10のタブレットモードに近い。戻るキーの動作と戻るキー長押しでタスク一覧を表示できることさえ覚えれば、Windows 10 Mobileはすぐに使いこなせるだろう。
MADOSMA Q601とWindows 10 Mobileの強みのひとつに「Windows as a Service」がある。最新の更新プログラムがすぐに提供されるので、機能追加や不具合の修正、セキュリティ対策、バージョン違いやアプリの互換性をユーザーはほとんど気にせずに使えるのが便利だ。
MADOSMAならWindows 10 Mobileが活きる!
MADOSMA Q601なら、オクタコアCPUのSnapdragon 617と大容量3GBメモリー搭載という高いスペックで、快適にWindows 10 Mobileを動かせる。低価格帯モデルと比べてスタートメニューの動作はもちろん、ブラウザーの表示やアプリの起動も高速だ。
そして6型の大画面を活かし、スタート画面のタイル表示を4列表示にしたり、EdgeブラウザーでPC向けサイトを表示したりしても見やすく使いやすい。大画面だからこそできる、ほかのWindows 10 Mobileスマホにはない優位点だ。
Windows 10 Mobileでアプリを追加するには「Microsoft アカウント」の登録が必要だが、これは普段Windows 10で利用しているアカウントと同じものを入力すればいい。登録するとメールやOneDriveをPCと同期させて使えるほか、Windows 10のストアで購入したアプリやコンテンツを共用できる。
法人向けのOffice 365やExchange、Azure ADのアカウントを利用している人は、これらのアカウントを使って活用することも可能だ。これらはマイクロソフトのビジネス向けサービスに対応しており、すぐに使えるのもWindows 10 Mobileの特徴だ。
カメラはアウトカメラが1300万画素、インカメラが500万画素。撮影機能を追求したモデルではないが、オート撮影したところ十分な解像感があり発色も良好だ。カメラ機能に特化した最新スマホと比べるとオートフォーカスがやや遅く感じられたが、SNSへ投稿したり気になった被写体をメモ代わりに撮影するには十分な性能だ。