熱が心配だったり、AFがもたついたりもするけど、Foveonは元気です。
最後にザックリと外観をチェック
ミラーレス機としてはやや大柄に感じるが、しっかりとしたグリップが握りやすく、構えた時のバランスは良い。
マウント部に電源がある奇抜なデザイン。ときたまレンズのAF/MFを切り替えようとしたときに電源を切ってしまうのが玉にキズ。
シグマ製デジカメでは初のEVFを搭載。やや像が粗く視認性はもうひと頑張り欲しいところだが、今後EVF搭載機種が増えることは大歓迎だ。
実際に撮っていての気になったのは、dpシリーズと比べ、ややAFがもたつく感があり、シャッターの音や振動が少し大きめ。また今の季節いうこともあり、撮影中頻繁に温度警告マークが表示されることがあった。(ちなみに温度警告マーク表示中も動作は遅くなるが撮影は可能。危険温度になると自動的にシャットダウンするらしい)。
ただし画質面ではキッチリと撮ればdpシリーズと同等の解像感が得られるし、大口径レンズでボケを楽しんだり。超望遠で風景の一部を切り取ったりと、レンズ交換式ならではの撮影が楽しめる。
レンズのクセを把握したり丁寧に撮影したりと、使いこなすには色々と手間はかかるが、その分他のカメラでは味わえない画質が堪能できる。価格も予想していたよりお手頃だったので、"FoveonX3センサー"を体験したことのない人は、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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ASCIIファンのための会員サービス“ASCII倶楽部”では、毎週本稿執筆の岡田カメラマンをはじめとした、カメラ好きが参加するカメラ部企画“写真機≪カメラ≫の深みにハマれ”を連載中!
7月21日掲載の第5回では、レビュー執筆時に撮影した写真のうちから、感度別のサンプルをすべて掲載しています。ご興味ある方はぜひご覧ください!!