ゲームによっては2枚差しの効果なし
ただRadeonやDirectX12にガチガチに最適化されたゲームであっても、必ずしもGTX 1080よりRX 480のCF-X構成が速くなるわけではないのだ。
前回の検証でRX 480がOC版GTX 980を超えた「Hitman」で検証する。画質関係はすべて最大だが、アンチエイリアスのみ“FXAA”に設定した。ゲーム内のベンチマーク機能を利用して計測している。DirectX11と12の違いも合わせてチェックしたい。
Ashes of the Singularityとは対照的に、このHitmanではむしろフレームレートが低下している。Radeonフレンドリーなゲームであっても、2枚差しの効果がないゲームもあるのだ。
もう一つDirectX12対応ゲームとして「Rise of the Tomb Raider」でもテストした。画質はプリセットの“最高”、アンチエイリアスは“FXAA”に設定。内蔵ベンチマークモードの“地熱谷”におけるフレームレートを比較する。
こちらもHitmanと同様、CF-X環境においてフレームレートは向上しないどころか、かえって悪化することが確認できた。

この連載の記事
-
第462回
デジタル
RTX 5070の足を止めた「Radeon RX 9070 XT/ 9070」レビュー -
第461回
自作PC
新たな鉄板M.2 SSD筆頭候補確実! 約2年半ぶりに登場したWD_BLACK SN7100がスゴい! -
第460回
自作PC
Arc B570でもRTX 4060/RX 7600は超えられるのか? ゲーム10本で検証 -
第459回
自作PC
Arc B570が4万円台半ばで発売、性能はRTX 4060やRX 7600対抗の本命か【速報検証】 -
第458回
自作PC
Arc B580のRTX 4060/RX 7600超えは概ね本当、11本のゲームで検証してわかった予想以上の出来 -
第457回
自作PC
インテル新GPU、Arc B580の実力は?AI&動画エンコードは前世代より超強力に -
第456回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」は高画質設定でも最強ゲーミングCPUであることに間違いはなかった -
第455回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」が最強ゲーミングCPUであることを証明する -
第454回
デジタル
性能が最大50%引き上げられたSamsung製SSD「990 EVO Plus」は良コスパSSDの新星だ -
第453回
デジタル
性能も上がったが消費電力も増えた「Ryzen 7 9800X3D」最速レビュー、AI推論の処理速度は7800X3Dの約2倍! -
第452回
自作PC
Core Ultra 200Sシリーズのゲーム性能は?Core Ultra 5/7/9を10タイトルで徹底検証 - この連載の一覧へ