忙しいビジネスパーソンにとって、すきま時間の有効活用は重要な課題。情報収集に努めるのもいいのだが、アウトプットを実行し、PC前での操作を軽減するのも手。とは言え、標準の「メモ」アプリでは機能が貧弱すぎて、本当にメモしか取れない。そこでオススメなのが、JavaScriptベースの「アクション」で豊富な機能を実現した高機能テキストエディター。今回は「Textwell」の使い方を徹底紹介する。
見た目は単機能のノートアプリにしか見えないが・・・・・・
「Textwell」アプリを起動すると、空のノートとキーボードが表示され、標準の「メモ」アプリと変わらない見た目。入力する際も特に変わりはない。それどころか「メモ」では可能なフリーハンドライティングはできないし、写真の貼り付けボタンもない。
まずは、慌てずに。「Textwell」はジェスチャーを覚えないとまともに使えないアプリなのだ。適当な文章を入力して、画面を左右になぞってみよう。カーソルが動きに合わせて移動するのがわかるはず。さらに、二本指でなぞると上下左右、自由な場所にカーソルを移動できる。キーボードに矢印キーがないiPhoneユーザーはわかると思うが、この機能は超絶便利だ。
文字列の選択も快適だ。ダブルタップすると、その単語が選択状態になるのは同じだが、その状態で左右にスライドすると、選択範囲が自由に変更できるのだ。便利すぎて、iOSの標準機能にないのが不思議なくらいだ。
画面を横にごしごしこすると、テキストの全消去が可能。もちろん、確認ダイアログが出るので誤操作せずに済む。動作は軽快で、高速入力でももたつくことがない。
Textwell | |||
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価格 | 360円 | 作者 | Sociomedia |
バージョン | 1.5.4 | ファイル容量 | 3.3 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | (4.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 9.0以降 |
JavaScriptベースの「アクション」が便利すぎる
「Textwell」の最大のウリが「アクション」だ。JavaScriptで記載された機能が多数登録されており、さまざまな機能が利用できる。メインの執筆画面にほとんど操作ボタンがないのもそのため。左上のアイコンをタップするか、画面左端から右にエッジスワイプするとアクションメニューを表示できる。
まずは、テキストエディターで重要機能なのに、なかなかできない文字の大きさ変更を実行してみよう。画面左端からスワイプしてメニューを開き、「Change Font Size」を選択する。すると、文書編集画面に戻り、「最小」~「最大」まで5段階の選択肢が表示されるので変更できる。文字が見にくいなら大きくすればいいが、オススメなのは最小。スマホの小さい画面でキーボードが下半分を占拠しても相当量の文章は表示できる。スマホでの入力はドラフトと割り切れば、効率的に入力できるので便利だ。
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