ソニーのミラーレス一眼「α6300」を触ったとき、「あ、これは猫撮影に良さげじゃないか」と思ったのである。何しろAFが速い。とにかくAFが速い。気持ちよくAFが速い。
さて、α6300に限らずどのカメラも2種類のAFモードを持っている。
ひとつは「AF-S」で「S」はシングルのS。シャッターを半押しにしてピントを合わせると、シャッターを切るまでピント位置はそのまま固定となる。
確実にピントを合わせたままタイミングを見計らって撮れるので一番使いやすい。ただ相手が動いてると難しい。
もうひとつは「AF-C」で「C」はコンティニアスのC。撮影の瞬間までピントを合わせ続けるモードだ。
これ、一見良さそうで、単純な動きをする大きなもの(こっちに向かってくる電車とか)や走ってくる人(顔検出機能のおかげで人へのピント合わせはどのカメラも優秀)ならいいけど、猫のようなちょこまか動くヤツが相手だとヒット率ががくっ落ちるのだ。
だからAF-Cが超優秀なカメラ(中級以上の一眼レフとか)以外では日常的に使うにはリスクがある。
だがしかし、α6300はこのAF-Cがめちゃ速くて頑張ってくれるのである。笑っちゃうくらいサクサクと撮れる。これなら歩いてくる猫を連写してもきちっと顔にピントを合わせてくれるんじゃないか。
そう思い、ソニーにα6300と広角も望遠もこれ1本でいけるお手軽10倍ズームレンズをお借りして、外猫撮りに挑戦してきたのである。
だがしかし、この日は暑かった。人間だって熱中症にならないようおとなしくしてましょうなんて日に、猫がよろこび庭駆け回り、なわけがない。
御花畑に日差しを浴びてたたずむ猫なんてシーンは冒頭写真の一瞬だけ。
暑い日の猫はというと、原則こうである。
単に気持ちよく寝てるだけじゃない。ちょっと引いてみるとこう。
はい、日陰から動きたくないのです。日向は暑いから。猫の涼しい場所センサーは優秀なのだ。
こちらなんて、3匹揃って日陰ラヴですよ。
お、塀の上から飛び降りようとしてるキジトラがいる。やっと動く猫にピントを合わせ続けてくれるかテストができるかも。
と思ったら、日陰ラヴでした。いやはや。
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