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高須クリニック院長である高須克弥氏がスーパーバイザーに

「変な人を募集!」も今年で3回目 求む、失敗を恐れない人 異能VATION平成28年度公募開始!

2016年05月27日 21時21分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 総務省と角川アスキー総合研究所のタッグによる、誰もやっていない新しいことに挑戦する人を支援するプログラム「異能VATION」。2014年から続いているこの支援プログラムの3回目の公募が5月20日より開始された。

 日本を代表するスーパーバイザーに、今年は新たに高須クリニック院長である高須克弥氏が加わり、奇想天外な提案を募集中だ。5月26日に公募説明会が開催され、総務省および角川アスキー総合研究所のメンバーがこのプログラムについての説明、そして思いについて熱く語った。

「異能VATION」公募説明会。本プログラムの成り立ちから募集要項まで詳細に説明された

挑戦することを恐れず、取り組んでくれる人を探している「異能VATION」

 「異能VATION」が目指すのは、日本から破壊的イノベーションを生み出す人を育てる社会を作ること。公募説明会で本プログラムの成り立ちから、どのような応募を求めているか、また、その募集の背景となった現在の日本の環境について語ったのは、総務省に在籍し、国立研究開発法人 情報通信研究機構シニアマネージャーを務める高村信氏。

 「日本は持続的イノベーションが得意な国。物を小さく、速く、世の中を少しずつよくしていこうということに長けているが、これでは破壊的イノベーションは生まれない。では、国として何をすべきか? 独創性のある技術を生み、育んでいく。そしてそれに挑む人をどう育てるか。どうしたらイノベーションが起こるのかということをまじめに考えて作られたのが「異能VATION」である」という高村氏は、イノベーションを技術革新と訳すのは間違いで、技術をトリガーにして世の中を変えていくことだと定義している。

総務省 高村氏。「いまのルールで勝つのは人件費の安い国。これに対抗しようとすると我々の人件費を下げるしかない。みんな貧乏になる。それはつまらない。世界で勝負したい。そのための異能VATIONプログラム」と未来を見据えたビジョンを披露

 世の中が変わらず、新しいものが出てこない、破壊的イノベーションがなぜ生まれないのか。この問いについて高村氏は「今勝っている人たちは、今のルールが幸せだから、ルールが変わってほしくない。だから新しいものが作れない」と述べ、「異能VATION」を通じて生まれるものを破壊的イノベーションの起爆剤としたいという意欲を語った。

 破壊的イノベーションとは、いままでにないものを生み出して、世の中を大きく変えるもの。独創的であり、誰かがやったことを加工したものではなく、個性的なもの。当然のことながら人がやっていないことへの挑戦は成功するとは限らない。高村氏は全部失敗していいわけではないがという前置きをしつつ「失敗しても仕方がない。成功するものだけを提案してもらう必要はない」という。

 「道を歩いていれば崖から落ちるかも知れない。でも誰かが落ちたら、そこは歩いてはいけないということがわかる。そういう失敗は正しい失敗であって、それをポジティブに評価したい。小さな成功を目指すのではなく、ゴールを目指してやったこと自体をきちんと評価しないといけない。そして、挑戦することを恐れず、取り組んでくれる人を探している」と、「異能VATION」で求めている人材を示した。

異能VATIONプログラムの概要については、個々のプレゼンテーションシートで解説された

 「異能VATION」で選ばれる企画は、スーパーバイザーの直感と主観によるもので、総務省はその内容には基本的にはタッチせず、挑戦しやすい環境作りを目指している。選ばれた企画には上限300万円の技術開発費が提供されるほか、その先、ビジネスになりそうであれば、事業化に向けて1億円まで補助する仕組みの用意しているとのこと。

 高村氏は、「誰も試していない、できるかどうかわからないことに取り組んでください。選ばれるかどうかに関わらず、何度提案してもらってもかまわない。日本が世界で勝負するために世の中を変える人を育てる社会にするのが国の仕事。無茶な提案を待っている」という力強いメッセージで説明を終えた。

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