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月刊 格安SIM王 第16回

通話よりネットが重要! 怖いのは月末のパケット切れ

災害時でも大丈夫? 格安SIMは被災地でも役に立つのか!?

2016年05月27日 11時00分更新

文● 正田拓也 編集●ASCII.jp

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そこで、災害時も視野に入れて格安SIMを選ぶと……

 今回の災害でもそうだが、さまざまな被災者支援が行なわれる。通信キャリアの支援策といえば、たとえばパケットの追加などがそれに当たるだろう。ただし、さすがに災害発生後すぐに対応が始まるわけではない(参考URL)。

 もし、災害が起こった日が月末で、パケットを使い切っていたらどうするか。各社の動きが始まるまでの数日間は遅くて使いものにならないかもしれない。格安SIM事業者が支援を実施するまでの対応策が必要だ。

 その点mineoなら、友人知人でパケットを贈り合える「パケットギフト」、月1GBまで無料で受け取れる「フリータンク」などを駆使することで、パケットを増やすことが可能。もし、通信できる環境ならSNSでmineoユーザーに支援を呼びかければすぐにパケットがパケットギフトで集まって……ということになるかもしれない。

mineoの場合、熊本地震発生の翌日4月15日にフリータンクを開放。6日後にパケット2GB分の無償開放を行なった。つまり、被災地では最大3GB分のパケットを追加利用できたことになる

 また、現在のシステムでは一晩のタイムラグがあるが、フリータンク機能でパケットを1GB分受け取ることもできる。被害が局地的な場合など、キャリアの支援策がないときでも、翌月頭まではなんとか凌げそうだ。

 最初に話した品質の点でも、mineoはパケットを比較的自由にやり取りできるなど“ノリが良くて軽い系”の格安SIMに感じるかもしれないが、品質に関して言えば硬派の部類に入り、通信会社としても比較的老舗の部類に入るケイ・オプティコムが提供しているだけあって、そこは安心してよいだろう。

 もし、それでも不安というのなら、フィーチャーフォン(ガラケー)との2台持ちも視野に入れておくとよい。音声通話は3大キャリアの手厚いサポートを手軽な利用料で利用し、データは格安SIMとスマートフォンという使い分けだ。

災害時に頼れるアプリを今のうちに入手しておこう

 現実問題として、安否確認にSNSを駆使することが前提なら、通信品質について実績ある格安SIMを使っていれば、大手3大キャリアと比較して非常時の通信環境としては遜色ないことがわかった。

 一方で、もう少しスマートフォンを防災仕様にする方法を考えてみよう。つまり、防災にも活用できるアプリを今のうちにインストールしておくのだ。

 有名なところでは、防災関連の通知をまとめて送ってくれる「Yahoo!防災速報」。他にも防災関連のアプリはあるが、まずこれを紹介する理由は、大手でマンパワーも豊富な企業が提供するため、非常時でもメンテナンスが行き届く可能性が高いこと。

 今回の熊本地震でもそうだが、災害発生に合わせて特集ページや専用サイトが組まれることもあり、こういった対応もマンパワーがある大手企業が手掛けるアプリならではだ。

Yahoo!防災速報。防災関係の情報を表示してくれるアプリ。通知する情報は細かく設定できる。さっそく梅雨時から活躍しそうな大雨情報も含んでいるなど、平常時から入れておいて損のないアプリだ

 そして、Yahoo!地図、Yahoo!天気の3セット、さらにクルマに乗る人はYahoo!カーナビとGoogleマップまで入れてしまえば基本情報は揃ったと言えるだろう。

 Yahoo!地図はただの地図アプリではなく、雨雲レーダー、混雑レーダーも備えている。災害時には重要な降雨情報が手に入るほか、混雑レーダーで人の集まっている場所がわかることも意外に重要だ。

Yahoo!地図の雨雲レーダー。雨の場所がわかり、予測と通知まである

Yahoo!地図の混雑レーダーは人の集まっている場所がわかる。避難の際に参考になるかもしれない

Yahoo!天気の天気予報画面。これは基本情報画面

徒歩帰宅時など、1時間ごとの気温や風の情報が役に立つ

 また、Yahoo!天気は場所を自治体単位で設定できるほか、毎時間の天気や風予測まで網羅する。災害の後の復旧作業や2次災害を防ぐためにも、詳細な気象情報は非常に重要なので、これが簡単に得られるという点でありがたいアプリだ。

Yahoo!カーナビは定番になりつつあるカーナビアプリだ

渋滞情報も見やすい

一方、Googleマップの渋滞情報は、大災害時に通れる道路を推測するのに役立つ

 もちろんこれらは定番アプリ。自分が気になる分野など、必要に合わせてインストールしておけばいいだろう。

 そして、災害の前にも後にも一読してもらいたいのが電子書籍の「東京防災」。複数の電子書店で無料配布しているので、各電子書籍アプリからダウンロードして中身を確かめておくことをおすすめしたい。

■関連サイト

(提供:ケイ・オプティコム)

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