G-Tune「NEXTGEAR-NOTE i5710BA4」
薄型でハイエンド、GTX 970Mノートは最新ゲームがカクつかない
Core i7+SSD搭載で、PCとしての性能は申し分なし
まずは、総合的な性能を計測する「PCMark 8 Creative Conventional」のスコアから。「3241」とまずまずの結果で、ハイエンドなゲーミングPCにしては低い? と思ってしまうスコアだ。
高いスコアが出てくれない理由は、PCMark 8のような負荷の軽いベンチマークではCPU内蔵グラフィックスが使われてしまうため。GeForce GTX 970Mを強制的に使う設定にして再計測してみると、結果は「4263」とかなり向上した。なお、どちらの条件でもCPUは性能をしっかり発揮されており、「Web Browsing」「Video Editing」は特に高い数値が出ている。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」も、シーケンシャルリードが毎秒560.4MBというなかなかの好成績。ゲームプレーだけでなく、画像・映像編集ソフトで大容量ファイルを扱う作業も快適に行なえそうだ。
最新ゲームをカクつきなく最高品質でプレー
次に、「3DMark」の結果。DirectX 11相当の性能を計測する「Fire Strike」が6578、DirectX 10相当の「Sky Diver」が18240だ。最新の3Dゲームも問題なく、快適に遊べるといえるスコアだ。
実際にゲーム系ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を計測してみると、DirectX 11、フルHD(1920×1080ドット)、最高品質設定で「7227」(非常に快適)という結果に。
参考までに、Core i7-6700HQとGeForce GTX 950Mを搭載する15.6型ノート「NEXTGEAR-NOTE i5310PA2」で同じベンチマークを試すと、スコアは「2724」(やや快適)だった。カクつきなく最高品質でプレーしたいなら、ぜひNEXTGEAR-NOTE i5710BA4をオススメしたい。
なお、計測中は冷却ファンがフル稼働し、排気口周辺はそれなりに熱くなる。ファンが回転する音も当然聞こえるが、ゲームプレー中に気になってしまうような高音のノイズは聞こえなかった。
便利機能もいっぱい
ゲーミングPCらしい特徴はスペックだけではない。ゲームに役立つソフトウェアを複数プリインストールしている点も知っておきたい。
Windowsキーの有効・無効、ファンの速度設定、ヘッドフォンの出力設定をワンタッチで変更できる管理アプリケーション「Control Center」をはじめ、キーボード・タッチパッドの設定を細かくカスタマイズできる「FLEXIKEY」と「Synaptics TouchPad」、サウンド設定をカスタマイズできる「Sound Blaster X-Fi MB5」も。設定を自分好みにカスタマイズしたNEXTGEAR-NOTE i5710は、ゲームを進めていくうえで頼もしい相棒となってくれるはずだ。