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順次読み込み毎秒1500MB以上の超高速!

SATA SSDの3倍速い! 『New XPS 13』のPCIe SSDをベンチマークで検証

2016年04月21日 10時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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第6世代Coreプロセッサー搭載の「New XPS 13」。現行モデルからゴールドカラーが追加されている

 5.2mmの超狭額ベゼルを採用し、一般的な11インチノート並みの筐体(およそ幅304×奥行き200×高さ9-15mm)に13.3インチ液晶ディスプレーを搭載したデルのモバイルノート『New XPS 13』。昨年10月20日には第6世代Coreプロセッサー(コードネーム:Skylake)を搭載し、OSをWindowsに刷新した最新モデルが販売開始となり、さらなる話題を呼んでいる。

 今回は、ゴールドカラーの「New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールド」のSSD性能にフォーカスし、ベンチマーク結果などを紹介する。

New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールドの主なスペック
CPUCore i7-6500U(2.5GHz、最大3.1GHz)
OSWindows 10 Home
メモリー8GB(LPDDR3、1866MHz)
ディスプレイ13.3インチ QHD+(3200×1800ドット) 276ppi、ゴリラガラス、タッチ対応
グラフィックスインテル HD グラフィックス 520
ストレージ256GB SSD(PCIe接続)
光学ドライブなし
インターフェースUSB 3.0×2、SDカードリーダー、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1
カラーシルバー
本体寸法幅304×奥行き200×高さ9-15mm
重量1.29kg
販売価格18万4980円(税抜き、送料込)

読み込み速度が爆速!

 フラッシュメモリーにデータを記録するため物理的な可動部分がなく、HDDよりも書き込み・読み込みともに高速なSSD。市場に出てしばらくは容量単価が高く手が出しにくかったが、最近は価格が下落しており、問題視されがちだった耐久性も向上して、いっそう普及が進んでいる。

 一口にSSDと言っても、製品の接続規格や記録方式により、実際の速度には大きな違いが出る。New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールドのSSDは、グラフィックボードなどのインターフェースに用いられるPCI Express接続方式を採用。現在もっともメジャーな接続方式であるSATA接続のおよそ3倍の速度を出すことが可能だ。

 New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールド内部のSSDを確認してみると、Samsungの『PM951 NVMe』が使用されていることが分かる。記録方式はTLCだ。TLCタイプのSSDはSLCやMLCよりも容量単価が安いぶん、速度や書き込み可能回数が低いと言われるが、近年はパフォーマンスが向上し、寿命も一般的な使用では問題ないレベルまで伸びているので、あまり気にする必要はないと思われる。

 では、ストレージの速度を計測する『CrystalDiskMark』の結果から、実際の性能を見てみよう。とは言え数値だけ見せられても納得しづらいかと思うので、まずは比較対象として、SATA接続のHDDを搭載するデスクトップPC『New Inspiron マイクロデスクトップ』、SATA接続のSSDを搭載するノートPC『New Inspiron 11 3000シリーズ』の計測結果を確認する。

左がHDD搭載の『New Inspiron マイクロデスクトップ』、右がSATA接続のSSD搭載の『New Inspiron 11 3000シリーズ』の『CrystalDiskMark』スコアー。

 New Inspiron マイクロデスクトップのHDDは、2.5インチで回転数は毎分7200rpm。スコアーは順次読み込みが毎秒131MB、順次書き込みが毎秒127MBと、一般的なHDDの速度を発揮できていると言える。

 New Inspiron 11 3000シリーズのSSDは、2.5インチサイズで容量は128GB。スコアーは順次読み込みが毎秒538MBと、New Inspiron マイクロデスクトップに搭載されたHDDの4倍もの速度を発揮できているのが分かる。一方で書き込みは毎秒132MBと、HDDとそれほど変わらない値だ。これはフラッシュメモリーの性質上、読み込みに比べて書き込み性能が低いことに加え、容量が少ないほど並列アクセスできるチップが減り、結果的に書き込みが遅くなりがちなSSDの性質によるところが大きい。読み込み性能は容量に影響されないが、書き込み速度もより高いものが欲しい場合、500GB以上の高容量SSDを搭載するか、低容量でも書き込み速度を向上させたSSDを選ぶといいだろう。

 比較対象を確認したところで、さっそくPCI Express接続のSSDを搭載したNew XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールドのスコアーを見ていこう。

New XPS 13 プラチナのSSD性能。一般的なSATA接続のSSDと比べ、データの順次読み込みが3倍以上の圧倒的な速度を記録。

 New XPS 13 プラチナ・QHD+タッチパネル・ゴールドのSSDは、順次読み込みが毎秒1552MBと圧倒的な速度を記録しているのが一目で分かる。一般的なSATA接続のSSDは速度が毎秒500MB前後なので、さらにほぼ3倍の差をつけている計算だ。ノートPCでこれだけの読み出し速度のSSDを搭載したモデルはまだまだ少なく、データの読み出しに関してはほぼ最速クラスと言ってもいいだろう。

 一方で、書き込み速度は毎秒300MB前後と、一般的なSATA接続のSSDとほぼ変わらない速度に。これも前述したSSDの仕様が足枷になっていると見られる。HDDよりは2倍ほど速いが、データ書き出しに関しては過度な期待は禁物だ。

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