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腕時計革命ふたたび Knot機械式に挑戦

2016年04月28日 11時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 また、さわがしくなる。

 Knotが29日、日本製機械式腕時計「AT-38」を発売する。価格は4万8600円。1万円台からの日本製クオーツ時計を作ってきた同社のフラッグモデルだ。

 ケースはサージカルステンレススチール316L、製造は福島・林精器製造。「鍛造製法」による硬質なステンレスに、同社の職人が「ザラツ研磨」を施して表面を仕上げたもの。シースルーバックでムーブメントが裏側から見える。

 ムーブメントはミヨタ製8振動ムーブメント「cal.9015」。ムーブメントが3.9mmと薄く、ケースの薄さに貢献している。文字盤の製造は秋田・セレクトラ。インデックスの植え付けも日本製にこだわっている。

 風防は無反射コーティングのサファイアガラス。ケース径38mm、厚さ10mm。手首がきゃしゃな男性でも合わせやすい。重量約50g。自動巻き+手巻き、3針、カレンダー付き。文字盤はホワイト、ブラック、ネイビーの3種類。

 実績のある老舗製造元が部品を手がける日本製機械式腕時計で、5万円以下という値つけは革命的だ。開発には1年4ヵ月を費やしたという。腕時計業界をさわがせつづけるKnot遠藤弘満代表による、新しい挑戦状と受けとった。


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盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。好きなものは新しいもの、美しい人。腕時計「Knot」ヒットの火つけ役。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

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