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サーバー35台+ストレージ6台をNutanix 6台に統合、運用管理業務の15%削減も実現

NTTデータがNutanix採用、社内サーバー集約で75U→15Uに

2016年04月11日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NTTデータが、社内情報システムの保守運用サーバーにハイパーコンバージドアプライアンス「Nutanix NX-6060」を採用した。これまでサーバー35台+ストレージ6台構成だったシステムを6台のNutanixに集約している。

 この導入事例はニュータニックス・ジャパンが4月8日に発表したもの。

Nutanix NXシリーズの筐体。2Uサイズに2つのサーバーノードと内蔵ストレージを搭載

 NTTデータでは従来、保守運用作業のための仮想デスクトップ環境やアカウント管理/操作ログ管理サーバー等を、サーバー数35台、ストレージ6台、ゲスト仮想マシン97台で構成していた。しかしながら、段階的な増設の結果サーバー機種やOSがまちまちになっており、性能の限界もあったことから、ログインできる社員をグループごとに制限したり、変更管理に追われるといった課題があったという。

 管理担当部門では「仮想デスクトップ環境等の保守運用業務の15%削減」を目標に掲げ、システム更改の検討に着手。保守運用作業の品質を維持しつつ、このシステムの自動化、効率化、TCO削減を実現するために、一般的なx86サーバー/ストレージと併せてNutanixを比較検討した。その結果、導入や運用が容易であり、パフォーマンスが高いこと、運用の効率化や自動化による負荷軽減も期待できることなどからNutanixを選択したという。

 従来のサーバー/ストレージ群を6台(11ノード)のNutanix NX-6060に集約した結果、ラックスペースは75Uから11Uへと80%削減された。さらに、別々のツールで管理していたサーバー/ストレージを単一ツール(Nutanix Prism)で統合管理でき、「保守運用業務の15%削減」という目標も実現。ディスクI/Oのパフォーマンスも従来比で5倍に向上したと述べている。

 NTTデータでは今後、Nutanixを顧客にも提案していく方針としている。

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