Quick Charge超えの実力!?
OPPOは超急速充電機能をデモ
中国の中堅どころとして人気のオッポ(OPPO)。MWC 2016では残念ながらスマホの新製品の発表は無し。そのかわり、超急速充電を可能にする新技術「SUPERVOOC」を発表しました。急速充電はクアルコムの「QuickCharge」を採用するメーカーが増えていますが、OPPOは独自の「VOOC」技術を2011年から開発。最新のSUPERVOOCでは2500mAhの電池を5分で45%、満充電にかかる時間はわずか15分とのこと。OPPOのブースにはSUPERVOOC対応の試作機を展示。ベースモデルは非公開でしたがこれはいますぐ売ってほしい!
前の写真のスマホの時計は15:01、電池は40%充電されています。そしてこちらの写真の時間は15:06、電池はすでに93%まで充電されました。5分間で53%ぶんが充電された計算になりますから、たしかに速い! これなら朝起きてスマホの電池が空だったとしても、洗顔や朝食をとっている間にフル充電できちゃいますね。なお、充電器とケーブルは専用のものが必要。ですが、市販のマイクロUSB(機種によってはUSB Type-C)ケーブルを使っても通常の充電が可能とのこと。
買えばSailfish OSを救える?
Intex「Aqua」
インドのIntexは非Androidなスマホ「Aqua」を展示しました。OSには旧ノキアの「MeeGo OS」を発展させた「Sailfish OS」を採用。ホームボタンが不要で、画面の上や左右からスワイプし画面切り替えができる独特のUIを採用しています。第3のOSブームは終了しましたが、新たなOSの新勢力として生き残ることはできるでしょうか?
AquaはすでにSailfish OSの開発元、Jollaが直接販売する「Jolla Smartphone」として過去に登場した製品のマイナーチェンジ版。UIをカスタマイズし広告配信などを行ない収益を上げる新しいビジネスモデルを模索しています。昨年夏に上海で開催されたMWCS 2015では試作モデルが展示されていましたが、MWC 2016ではINTEXのロゴを背面にいれた製品版を展示。この春には発売予定とのこと。なお、実はJollaは資金繰りに問題が生じ次のモデルの開発は不明。Aquaが売れればSailfish OS後継機の登場も期待できるかも。
アルカテルのライバル?実用的なスペックを搭載
Wiko「Fever」
フランスデザインをうたうアルカテルのスマホは日本でも発売されていますが、フランス発のメーカーはほかにもあります。Wikoはヨーロッパや東南アジアまで手広くSIMフリースマホを展開する中堅メーカー。低価格製品を得意としているものの、この「Fever」は5.2型フルHDディスプレーに1300万画素カメラ、メモリー3GBと十分普通に使える製品です。
Feverの特徴は背面の素材にあります。プラスチックではなく木や布を組み合わせた電池カバーを採用、肌触りが良いだけではなく木目模様は1台1台異なりますから、自分だけの1台として愛着を持つこともできるでしょう。スマホを買う際、本体をウラ返してどれにしようかと選ぶなんてちょっと面白いですね。Wikoのスマホはヨーロッパの先進国でも普通に売られていますから、いずれ日本にも展開する、なんてこともあるかもしれません。
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