このページの本文へ

SoftLayerやモバイル仮想化技術を採用

大成建設が設計情報をモバイル共有、IBMクラウドで実現

2016年02月12日 12時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本IBMは2月12日、大成建設のモバイル端末による設計情報共有環境をクラウドで構築したと発表した。設計情報(BIMデータ)をクラウド上で一元管理するためには、高性能な端末環境や、高い機密性が求められていた。その打開策は――?

 大成建設は、「人がいきいきとする環境を創造する」というグループ理念のもと、安全で快適な生活環境の整備を通じて社会の持続的発展に貢献することを企業活動の大きな目標としている。

 また、「中期経営計画(2015-2017)」では「建設事業本業の深耕」の基本方針を掲げ、これらを支える施策の一つとして、先進的なITを活用することで、顧客満足度や他社との差別化によるビジネス拡大を目指している。

 その一環として、モバイル環境での設計情報共有が可能な「T-BIM クラウドビューワ」を構築した。そのITインフラに、先進的なモバイル活用を実現する「IBM MobileFirst」のモバイル仮想化技術「IBM Mobile Virtualization Services」、高品質・高性能なネットワークおよび画像処理プロセッサを搭載できるクラウドサービス「SoftLayer」が採用された。

 「T-BIM クラウドビューワ」では、設計情報(BIMデータ)をクラウド上で一元管理し、あらゆる端末で共有できる。

 建設プロジェクトの推進にはプロジェクト関係者間で効率的な情報共有が必要不可欠だが、データ量が膨大で操作に高性能なコンピュータが必要となり、さらに高い機密性が求められるなど柔軟な運用に課題があったという。

 そうした懸念を払拭するため、設計データは端末側で保持しないことでセキュリテェイを確保。さらにモバイル仮想化技術で、プログラム実行などの機能を利用者の端末から切り離し、すべての処理をサーバー側に集中させ、画面出力を端末に転送する方式とすることで、モバイル端末でも実用に耐える軽快さを実現した。

 SoftLayerには高性能GPUが搭載できるため、自前でGPU専用機器を用意する必要もなかったという。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

  2. 2位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の8割超「AI生成コードには人間のレビューが必要」/「偽・誤情報を見破れる」と自信を持つ人はICTリテラシーテストの正答率が低い、ほか

  4. 4位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  5. 5位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  6. 6位

    TECH

    攻撃するAIと防御するAI 日本企業のセキュリティ対策にいま何が必要か?

  7. 7位

    デジタル

    買い切り型クラウド「pCloud」がDX総合EXPOへ CEO来日で日本展開を加速

  8. 8位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  9. 9位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

  10. 10位

    ビジネス

    開発案件の立ち上げを「60分から1分」に ソースコード管理も一本化したKDLのBacklog活用術

集計期間:
2026年07月18日~2026年07月24日
  • 角川アスキー総合研究所