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航空会社の飛行計画や気象から交通量予測

NTTデータ、空の混雑を解消する「airpalette」新製品

2016年02月11日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 NTTデータは、航空管制分野の製品シリーズ「airpalette」の第3弾として、航空交通量を予測する「airpalette ATFM(Air Traffic Flow Management system)」を提供する。

 航空管制機関がATFMシステムを構築するためのパッケージソフト。ATFMシステムとは、航空会社の飛行計画などから航空交通量を予測し、混雑が予想される場合には出発時刻の調整などにより交通量を平準化し、安全で円滑な流れを実現するもの。

 ICAO(International Civil Aviation Organization、国際民間航空機関)によると、世界各地域における航空交通輸送量は2025年まで継続的に増加していくと予想される。とりわけアジア・太平洋地域では、年平均5.8%といった大幅な増加が見込まれ、航空機の混雑が懸念される。そのため、ATFMを含めた高度な航空管制システムの需要も高まる見込みだ。

 NTTデータはこれまで、国土交通省航空局におけるさまざまな航空管制システムの開発プロジェクトに携わってきた。さまざまな知見を結集し、2015年1月に「airpalette」ブランドを立ち上げた。

ATFMシステム導入による情報伝達の流れのイメージ

 airpalette ATFMでは、各エリアにおける時間ごとの交通量を高い精度で予測し、混雑を緩和するための理想的な出発時刻を提案する。航空管制機関は混雑や悪天候を反映した交通量の最新予測データを端末で確認し、空港などの各管制所を通じて航空機の出発時刻の変更を要請。空域全体の最適な交通流を形成できるようになる。

 交通量は、航空会社から提供される飛行計画や気象データを基に予測。それぞれの航空機の離着陸時刻や、飛行経路上に設定された各ポイントの通過予想時間など、計算された飛行経路の詳細データも表示できる。

 飛行機の出発時刻の交通流制御を行うために、豊富なバリエーションの制御方式が用意されており、航空管制官は複数の制御パターンの実行結果を検討した上で、制御を実行できる。

 特定の大規模な空港周辺で航空機が混雑するケース、当該国内各地で航空機が混雑するケース、国の上空を横断(オーバーフライト)するケースなど、各国のさまざまな状況に対応するのも特徴だ。

空港における交通流制御の例

 導入メリットとして、「航空機の効率的な運航および航空交通の安全性の向上」「航空機が上空待機中に消費する燃料および温室効果ガスの削減」「交通量の混雑緩和による、航空管制官の作業負荷の平準化」などを挙げている。

 NTTデータは、アジアを中心に本製品を提供する予定。

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