日本HPは1月29日、モバイル版Xeonを搭載可能で、かつ18mmと薄型の新製品「HP ZBook Studio G3」を発表した。2月下旬から受注開始。直販価格は税別25万円から。Xeon搭載モデルはこれよりも5万円程度高価になる見込み。
合わせて、15.6型の「HP ZBook 15 G3」、17型の「HP ZBook 17 G3」を発表。4月中旬から順次受注する。実売価格はそれぞれ税別で25万円前後/38万円前後になる見込み。
薄型でも4コアCPUやフルサイズ端子を装備
ZBook Studio G3は、同社のモバイルワークステーションとしては、2013年10月の「ZBook 14」以来の刷新。既存のビジネスノートの改良ではなく新規に設計した筐体を採用している。従来製品の「ZBook 14 G2」と比べて大画面化、高性能化した一方で、本体の厚さは18mmに薄型化(従来は21mm)。重量は増えているが、2kg程度に収めている。特に重視したのは性能で、第6世代Coreプロセッサーの4コアモデルを採用。携帯性を上げても高性能を維持できる点を訴求している。
選択可能なCPUは、第6世代のCore i7 6700HQ、Xeon E3-1505M/1545 v5など。GPUはNVIDIA Quadro M1000M(4GB)となる。メモリーは最大32GBの搭載が可能。ストレージに関しては、M.2スロットを2基搭載しており、PCI-e接続のNVMeモジュールを標準で256GB搭載する。I/O関係では、Thunderbolt 3兼用のUSB 3.1 Type-C端子を2基装備、USB 3.0端子についても2基搭載する。ディスプレーは15.6型のFHD(1920×1080ドット)が標準だが、追って4Kパネルかつ高色域(DreamColor)搭載機も用意される計画だ。
また150WのACアダプターが小型化したほか、オプションでドッキングステーションも用意する点も特徴。本体サイズは幅375×奥行き255×高さ18mm、重量は約2kg。バッテリー駆動時間は公称で9.5時間。さらにバッテリーの3年保証を提供する。
HP ZBook Studio G3 Mobile Workstation | |||
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CPU | Core i7-6700HQ | Xeon E3-1505M | Xeon E3-1545M |
メモリー(標準) | 8GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | 256GB | 512GB | |
GPU | NVIDIA Quadro M1000M | ||
ディスプレー | 15.6型 FHD | 15.6型UHD(4K) | |
I/O | Thunderbolt 3/USB Type-C兼用×2、HDMI、USB 3.0×2、USB 3.0(充電対応)、SDカードスロットなど | ||
Webカメラ | 720p | ── | 720p |
サイズ | 幅375×奥行き225×高さ18mm | ||
重量 | 約2kg | ||
プリインOS | Windows 10 Pro | Windows 7 Pro |