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南海トラフ地震による震災や津波、洪水、高潮などのリスクを最小化

NTT Com、BCP対策に最適な「大阪第5データセンター」開設

2016年01月19日 15時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 1月18日、NTTコミュニケーションズは、大阪市内で5番目の「大阪第5データセンター」の開始を発表した。大規模な自然災害に対するバックアップサイトを、首都圏から十分に離れた西日本エリアで利用したいというニーズに応えるという。

 データセンターは、大阪市内のビジネス中心地に建設された地上11階建てのデータセンター専用ビルにあり、同社の「Nexcenterブランド」でサービスを提供する。サーバールーム面積は約3500㎡(1600ラック相当)になるという。

大阪第5データセンターは大阪市内のビジネス中心地に建設された地上11階建てのビルに設置

 特に災害対策に注力しており、南海トラフ地震による震災や津波、洪水、高潮などのリスクを最小化するため、全方位の対策を講じている。電力・通信設備、サーバールーム、その他の重要設備はすべて建物2階以上(地面より7m以上)に設置されるため、万が一建物1階部分に浸水しても支障なく継続運用ができる。また、地震による建物やユーザー機器への衝撃を抑える免震装置は建物2階の床下に設置されており、浸水による性能劣化がない。直下型地震により生じる上下振動を抑える制振装置も備える。

 電力は異なる変電所から異ルートで供給されるため、高い信頼性を実現。大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結することにより、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がないという。

 ネットワークに関しては、西日本エリアのネットワークの中心拠点でIXを収容する同社の既存データセンターと本データセンターを「とう道」を通じて、光ファイバーで直結。さらに2016年3月には、大阪市内にあるNTT Comのデータセンター間をあたかも同一のデータセンターであるかのような環境で利用できるセキュアで低遅延なデータセンター間の接続サービス(最大10Gbpsのベストエフォート回線または、光ケーブル)を格安に提供開始する予定となっている。

 電力消費も削減。他社に先駆けて採用した壁面吹き出し空調方式による冷却効率の向上、建物外気温を冷却に利用した間接外気冷房システムによる空調機の消費電力削減などにより、同エリアでNTT Comが提供中のデータセンターより、一段と低コストで利用できるという。

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