油まみれの基板はどうするか
油まみれにしたものの、フツーに使用したくなった場合にはどうするのか、これは基板の清掃とフローは似ているので、人によっては楽な部類になる。
まず油を落とす過程で必要になるのは、パーツクリーナーなどの汚れ落とし。これで油を落としていく。次に水洗い。いずれにせよ陰干しするので、水道水でもOKはOKだが、なるべく不純物の少ない液体がいいのであれば、精製水を用意しよう。20リットルで1000円ほどだ。
エンジンオイルは
お店で廃油処理を頼む
これはガソリンスタンドやカーショップなどに赴いて、廃油として処理してもらう必要がある。お店にもよるが、無料で引き取ってくれるところもある。可燃物としての破棄は法令に違反することになるため、回収してもらいやすい場所があるか、まずは周辺をチェックしておこう。
精製水で液冷もいけるが……
不純物を含まない精製水もスペックの高いものであれば、冷却用の液体として使用できるだけの絶縁性を持つ。ただし、不純物が少しでも入ると導性が一気に高くなるため、一般的な環境ではまずムリだ。
どうしても水に近い液体で実行したい場合は、フロリナートというフッ素系不活性液体を使うが、これは1.5kgで約4万円と非常に高額なのでオススメしにくい。
第3回はデータ取り
さて、第3回はいよいよデスクトップ向けCPUを油没した場合、どんな状況になるのかをチェックしていく。
成功させるというよりは、目安となるデータを得る目的なのだが、なかなか楽しい結果になったので、次の掲載を楽しみにしていてもらいたい。
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