このページの本文へ

GPS、Wi-Fi、非可聴音、BLE――複数の測位技術を統合

インテックの統合位置情報基盤「i-LOP」、ついに正式提供

2016年01月04日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 インテックは1月4日、クラウド型の統合位置情報プラットフォームサービス「i-LOP」正規版の提供を開始した。

 i-LOPは、GPS、Wi-Fi、非可聴音(音波)、BLE(Bluetooth Low Energy)などの複数の位置測位技術をスマホやWebアプリから簡単に扱えるプラットフォーム製品。屋内外のシームレスな測位やテーマパークや遊園地、動物園などのイラストマップにおける正確な位置表示、来店客へのクーポン配信など、位置を軸としたさまざまなサービスを実現する。

i-LOPの活用例

 2015年1月に国土交通省が主体となって行った「東京駅周辺高精度測位社会プロジェクト」でも一定の成果を上げた。また、同年10月にはクローズドβ版を利用し、「大成建設との医師や看護師の位置把握に関する実証」「TOA製スピーカーを使った音波による屋内位置把握に関する実証」「立命館大学とのキャンパスマップを使った屋外位置表示精度の検証」などで効果を実証してきた。

立命館大学でのイラストマップを使った実証実験

 満を持して、1月4日から正規版の提供が開始される。価格は、初期登録料10万円、月額費用50円/IDから。インテックでは今後、新しい測位技術への対応などを行うとともに、IoT/M2M基盤との連携も予定。豊富なセンサー情報やソーシャル情報と連携することで、さらに充実した加工・分析・予測サービスを提供し、より豊かな暮らしを実現するとしている。

■関連サイト

カテゴリートップへ