12月18日から予選トーナメントを開始したオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」の国際大会「AWC 2015」(関連記事)。その予選トーナメントの激闘を勝ち抜いた4クランが、12月20日に開催された世界No.1を決める決勝トーナメントに進んだ。
予選トーナメントでは、強豪揃いのA BLOCKを、1セットも落とすことなく「clanHeat White(韓国代表)」が勝ち残った。B BLOCKは、優勝候補として期待されていた「DeToNater(日本代表)」を「F4E(日本代表)」が破り決勝トーナメントに進出。C BLOCKは、「Requish(日本代表)」が勝ち進み、日本のチームが2クラン決勝トーナメントに進む結果になった。また、ワイルドカードでは、A BLOCKで敗れてしまった「ahqe-Sports Club(台湾代表)」が残りの1枠を勝ち取った。
技術力の高い韓国、台湾のクランにチームワークで挑む日本クラン
決勝トーナメントは世界NO.1を決める戦いを一目観ようと、AVAの一般プレーヤーも集結し超満員だった。準決勝1戦目では、clanHeat White(韓国代表)とRequish(日本代表)が激突した。準決勝は、爆破ミッションで2セット先取したクランの勝利となるBO3。戦いの舞台となるステージは、1戦目が「FOX HUNTING」、2戦目が「DUAL SIGHT」、1勝1敗となった場合の3戦目が「CANNON」。
圧倒的な技術力をもつclanHeat Whiteに、強力なチームワークを誇るRequishの戦いで、1セット目から両者とも一切引かない戦いを繰り広げた。結果は、clanHeat Whiteの凄まじい個人技がRequishのチームワークを若干上回る形となった。2セット目では、Requishが1戦目でのclanHeat Whiteの戦い方を分析して対策をたてるという早業をみせたが、もうどうやってるの? と思うくらいのclanHeat Whiteの個々人のスキルに後1歩及ばなかった。
情報戦では、Requishのほうが1枚上手な印象だったが、乱戦になってしまうとどうしても韓国が優る結果となった。結果、clanHeat Whiteは予選トーナメントから1セットも落とさずに決勝進出を決めたことになった。試合の実況を務めたDeToNatorのYamatoN選手も、「意味がわからない」と苦笑いするスーパープレーも飛び出した。
(次ページ「激熱! 逆転に逆転を重ねた準決勝2試合目」へ続く)
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